2021年の個人的上半期のベスト10
10位 吉澤嘉代子「鬼」
アルバム『赤星青星』に収録されています。「鬼」というタイトルからは想像つかないくらい可愛らしい曲です。このギャップのセンスが吉澤嘉代子の凄みだなぁと思いました。
9位 MISIA「想いはらはらと」
長野五輪での実話と基に制作された映画『ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜』の主題歌で、作詞作曲は、MISIAと同郷の川谷絵音、編曲には「EVERYTHING」でも知られる冨田恵一が携わっています。
絵音の作品もMISIAのサウンドにしているMISIAのシンガーとしての凄みを再認識しました。
8位 indigo la End「夜光虫」
川谷が、綺麗な夜光虫と、忌み嫌われる赤潮は実は同じものということを知って作った曲というエピソードに個人的にひかれています。
そんなこともあり、アルバム『夜行秘密』の中でも印象に残りました。このアルバムを題材にしたカツセマサヒコの小説も気になります。
7位 Awesome City Club「忘勿」
映画『花束みたいな恋をした』のインスパイアソングとして話題となっています。映画にメンバーも出演しています。オウサムのサウンドが世間的に注目されているのが嬉しくて入れました。さらなるヒットも期待したいです。
ビバラロック出演時に、この曲の歌唱前にその前に歌った「またたき」と間違えて紹介してしまったエピソードも忘れられないですし、それくらい「またたき」もいい曲です（強引なまとめ）。
6位 iri「渦」
国際ファッション専門職大学のTVCMに起用されています。プロデュースにはYaffleが参加し、作曲も共作しています。同じフレーズが連続している点などの語感が良くて良きです。このご時世に響くメッセージ性も素晴らしいです。
5位 Radio Bootsy「春は溶けて」
FM802の毎年春のACCESS!キャンペーンソングとして、楽曲を川谷絵音が制作し、川谷と北村匠海（DISH//）、長屋晴子（緑黄色社会）、三原健司（フレデリック）、ホリエアツシ（ストレイテナー）、yamaが歌唱した楽曲です。期間限定で、ストリーミング配信も行っていますので、お早めにお聴きください。
4位 millennium parade「FAMILIA」
映画『ヤクザと家族 The Family』主題歌であり、それまでミレパの作品にKing Gnuでは唯一不参加だった井口理が初めてボーカルで参加した作品です。
それまでのミレパ楽曲のJ-POP的でないモノの良さを楽しんでいた中で、King GnuにおいてJ-POP的なモノを体現していた井口がミレパでも魅力的なボーカルを聴かせてくれたと感じています。逆に、King GnuがJ-POP的でない「泡」を出しているのもまた良きです。
3位 ジェニーハイ「華奢なリップ （feat.ちゃんみな）」
ちゃんみなが作詞とゲストに参加して、中嶋イッキュウとのツインボーカルが女性らしさが魅力的でした。ちゃんみなの歌声と共に、出だしの新垣隆の不規則なピアノ伴奏も面白く引きこまれました。
川谷絵音は、最近共作や作詞・作曲・編曲のうちのどれかだけでの参加の曲も増え、より楽曲のバリエーションも増しそうです。
2位 東京事変「一服」
事変再生後初の10年ぶりフルアルバム『音楽』の最後の楽曲です。時勢を反映した楽曲も多い中でも、最後にタイトルのように「一服」するような歌詞を、作詞作曲の椎名林檎と浮雲の二人で歌唱しています。
何らかの形で、これらの楽曲を披露する機会を待ちたいですね。
1位 藤井風「きらり」
Honda「VEZEL」のCMソングで、MVのダンスも話題です。すでにかなり注目されていますが、もっと世間にウケてもいい存在だと思いますので、1位に選んでみました。
ルックスも音楽的実力もありながら、ユーモアセンスも秀逸で素晴らしい存在と思います。
なんと、川谷絵音の楽曲が4曲という偏ったランキングになりました。（アーティスト被りは避けているのに…どんだけバンド掛け持ち＆楽曲提供してるんだよ！）
ランキングは偏りつつも、サブスクを始めて2年目になり、使いこなし、聴いている音楽も広がっている実感もあるので、下半期も様々な曲を聴いて様々な音楽と出会っていきたいなと思います。
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