放送終了後も、様々な賞を受賞し注目される『ブラッシュライフライフ』。huluでは5月後半現在でも国内ドラマの中で10位以内に入る人気作となっています。

　huluには、『ブラッシュアップライフ』のアナザーストーリーにも注目したいところですが、それ以外にも膨大な映像作品があります。その中で、『ブラッシュアップライフ』と関連すると思われる作品を取り上げたいと思います。

　また、J-POPが多数使用された『ブラッシュアップライフ』同様、音楽にも注目されてほしい作品も多く、取り上げる作品に関連する音楽も取り上げてみます。（太字は、『ブラッシュアップライフ』と被る出演者か、ミュージシャン等）

　あまりにも膨大になってしまうので、ここではバカリズム脚本作品に絞って取り上げます。

　『ブラッシュアップライフ』に出演した出演陣は過去のバカリズム作品に出演した人も多く出演しており、同じ出演者が複数出ている作品を中心に取り上げます。

1.素敵な選TAXI

　バカリズムがはじめて全話脚本を手掛けた作品となった本作。主演は、『ブラッシュアップライフ』ではみーぽん（木南晴夏）が好きな俳優として名前が出てきた竹野内豊。タクシーの乗客が望んだ過去へ行きやり直すSFモノながら日常性を感じる点も『ブラッシュアップライフ』と共通点もあります。

　主人公の行きつけの喫茶店のマスター役のバカリズム以外では、第2話には仲村トオル、劇中劇での前野朋哉。第6話と第8話には臼田あさ美が出演しています。

　主題歌を担当したのはaiko「あたしの向こう」で、aikoによく似た洋服や店員役で第9話に出演もしています。

2.住住

　仲のいい芸能人同士という設定で、全員が本人役で出演する作品。コミカルなやり取りが魅力。2017年のシーズン1には、オードリー若林正恭宅の設定で、同じマンションに住むバカリズムと二階堂ふみが遊びに来る話。

　2020年にはシーズン2が放送され、バカリズムの執筆業用の作業部屋に、バナナマン日村勇紀、水川あさみ、オードリー若林が遊びに来る内容。

 2021年のシーズン3には、前シーズンのメンバーにシーズン1に出演した二階堂ふみも再び出演しました。

　2022年のシーズン4には、ハリセンボン近藤春菜も出演しました。

　エンディングテーマには、シーズン1、シーズン2にはラップグループEnjoy Music Clubの「そんな夜」。（シーズン1第10話に出演。）

　シーズン3にはキーボーディストビートメイカー、プロデューサーとして活動しているKan Sano「Natsume」。

　シーズン4にはジャズやヒップホップ等に影響を受けたサウンドを放つシンガーソングライター春野の「U.F.O」が起用されました。どの曲も夜に合うおしゃれなサウンドが印象的ですね。

3.架空OL日記

　バカリズムがOLになり切った架空の日常を描いたブログを書籍化した作品を同じくバカリズム本人が脚本主演したドラマ。ひたすら日常的な会話が繰り返される中にくすっと笑えるシーンがあるのが面白いです。
　また、主要キャストは皆『ブラッシュアップライフ』にも出演しており、それぞれ別の場面に出てくるのも見どころです。

https://www.hulu.jp/fictitious-girls-diary

　オープニングにはニューヨーク発のユニットDeee-Liteの一員としてデビュー後、日本でソロ活動を行うTOWA TEI「LOVE FOREVER」です。

　主題歌には、埼玉県川口市出身で少女の様な純真無垢さも大人の女性の歌声にもなるシンガーソングライター吉澤嘉代子の「月曜日戦争」が起用されました。吉澤自身もドラマの第9話にも同僚OL役で出演しています。

4.生田家の朝

　情報番組『ZIP!』内で放送されたドラマ。企画プロデュースおよび主題歌を福山雅治が担当した。（「いってらっしゃい」）ユースケ・サンタマリアや尾野真千子らが出演。第3話には『ZIP!』の木曜パーソナリティだった田中直樹が、第14話には、登場人物の40年後の設定で野間口徹が出演しました。

5.ノンレムの窓

　バカリズム原案脚本も含むショートショートSFドラマ。2022年4月に放送された「解約ゲーム」には野間口徹が出演しました。有料動画サイトの解約をテーマにした内容です。
　また、『ブラッシュアップライフ』初回放送前日の放送となった2023年1月放送の「大人になってからの友達作り」には木南晴夏か出演しました。親友をテーマにした内容は、『ブラッシュアップライフ』ともリンクするし、タイミングやキャスト的にも意識したように思えます。（なお、2作とも脚本自体はバカリズムではない。）

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