試作品づくりが佳境を迎えた3月を振り返り!
しばらく記事の更新が途絶えてしまっていました…
3月があっという間に終わってしまいましたが、1ヶ月の間に撮った写真などを見てみると、結構いろんなことをしていて、なかなか濃い1ヶ月だったように思います。
最初の試作品の完成
3月の最初に撮った写真を見返すと、最初の試作品のコースターを完成させたときの写真でした。(はるか昔のように感じる…😹)
一通り研磨をして、木の部分には植物由来のオイルで仕上げました。
使っているオイルは本番でも使う予定のもので、アマニ油を主原料とした植物由来のオイルです。
VOC(揮発性有機化合物:ベンゼンやトルエンといった、有機溶剤の嫌な匂いのするアレ)が全く入っていない完全VOCフリーのものです。
嫌な匂いどころか、ほのかに優しい香りがします。
子どものおもちゃにも使われるくらい安全なので、コースターのような食器と触れたり、カッティングボードのように食品を乗せるものでも安心して使えます。
本当に本当に、これでコースターとしては完成です!
2月の振り返り記事でも触れてますが、一通りの作業をやってみて、結構課題が出てきました。
針葉樹(今回はヒノキ)は軟らかいので、硬いレジンと一緒に研磨すると、水平が崩れがち
角が尖りすぎてちょっと痛い
斜めに取った縁のせいで持ちづらい
それらを踏まえて、本番を見据えた試作品づくりも始めました。
最終版の試作品づくり
この試作品を作る目的としては、Creema や ECサイトで実際に販売するための作品のイメージを具体的にするために作ります。
この試作品で使った木はクリです。
クリは広葉樹なので、ヒノキと比べると硬さがあります。
前回と違い、木の表面(凹凸のある樹皮の部分: ライブエッジと呼んでます)の感じをそのまま生かしたデザインにしてみます。この辺の作品のコンセプトや、どんな雰囲気を作りたいかなどは、別の記事で詳しくお伝えしたいなと思います。
今回は色を作るときの着色剤の比率などもメモってます。ちょっと緑が多め。
透明感の出る着色剤を使っていて、レジンの厚みが薄いと、色を重ねてもグラデーションにはなかなか見えません。
グラデーションで深さを感じられると理想なんですが、コースターくらいの薄さ(1cm弱)だとちょっと難しい感じでした。それぞれのレジンの層の色が混じった色になります。この辺も、透明感を生かした複雑な色味を表現できたりと、様々な表現方法があるかもしれないですが。
そして、数日して型から出してみたのがこちら
わ、割といいのでは!?
木目や木の表面(ライブエッジ)は当然同じものはないので、同じ作品は二つと作れません。
まだ研磨していませんが磨き込めば木目も更にいい感じになりそうです。
個人的にはレジンの色味もうまくできたと思っています。
モチーフにしている湖を思い浮かべるにはまだ表現力が足りないですが、涼し気な色味なので、夏に使ってみたり、ハワイアンな雰囲気のお部屋と合うかもしれません。
さいごに
秋田もようやく温かい日が増えてきました。屋外の作業もやりやすくなってきたので、本格的な物作りを今以上に進められたらなと思っています。
4月はコンセプトの磨き込みとコースターの商品づくりをメインにやっていきたいと思っています。カッティングボードの試作品づくりまでできれば御の字ですね。
こちらのマガジンで試行錯誤の様子が追えるので、ぜひご覧ください💁🏻
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