見出し画像

アナリストのような視点を手に入れたい、分析素人の挑戦 #0

こんにちは、TKB84です。

ずっとやろうやろうと思って始められていなかったこと、はじめます。

試合分析ブログの更新」です。

1. なぜやるのか

プロフィールにも書いている通り、僕はアナリスト向けのプロダクトを扱っている会社の人間です。ありがたいことに、仕事柄、アナリストの方から話を聞く機会が沢山あります。それを自分なりの形に落とし込んで実践してみたいという欲求が出てきたのが一番大きな理由です。

もう一つは、最近存在感が日に日に増してきている市井の「戦術クラスタ」「戦術ブロガー」の皆さんの中で、独自の数値指標を元に語っている方がほとんどどいらっしゃらなかったからです。今の戦術ブロガーの方々のやり方って、定性的な分析が多い。ある1シーンを切り出して、それに対する解説。

それは非常に重要です。でも、それってそもそも切り出す場面が違うと、その試合の印象がガラッと代わってしまうと思うんです。どの場面を切り出すべきか。その指標になるのが数値なのでは、自分はそう考えています。

そういう数値を自分で収集してそれを元に考察していく、そんなスタイルがあっても面白いのかなと。自分自身がそういったツールを使える環境下にあるわけですし。そして、なにがキーとなる指標なのかに関しては、皆で議論しブラッシュアップしながら何か有用な数値指標を作り出せたらいいなあと。

2.なにを目指すのか

上にも書いたとおり、読んでくださる方たちと意見交換をしながら、チームを定量的に評価するための指標を探っていけたら面白いのかなと思っています。必ず忘れたくない視点として、コーチングスタッフにとって有用なもの、を目指したい。評論家じゃなくて現場で使えるものにしたい。

チームを定量的に評価していく上で、
1. 他チームと比較したときの特徴の把握
2. 勝ち試合、負け試合における傾向の把握
3. 選手の組み合わせによる傾向の把握
4. ハーフタイムに修正をかけるための指標
このような視点があるのかなあと思っているのですが、どんなチームにもあまねく通じるような指標を探っていけたら面白いなあと。パッキングレート、とかもありましたね。

あと、試合中にリアルタイムでタグ付けできるような内容にしたいなと。リアルタイムで監督やコーチが修正できるようなイメージで。
あとはシーズン通して1チームを追いかけ続けるということももちろんやりたい。

3. プロトタイプ

そんなわけで、なんの手がかりもない状況で始めてしまったこの自主企画。
チーム間を比較したときに特徴が出てきそうな指標、と考えたときに、ありがちですが、

攻撃

・アタッキングサードへの侵入エリア
・ペナへの侵入エリア
・シュートの情報(おまけ)
守備
・ボールの奪取位置

というのはどうだろうかと。これをプロトタイプ、コードウィンドウver.0としましょうと。

こんな感じでコーディング画面を用意。Sportscodeです。昨日一昨日の2日間で4時間くらいかけて作成しました。なにもないところから作るのは、大変だけど面白いです。これも最初は真っ白い画面です。

私見ですが、タグ付けに関しては全てを自分自身でブレイクダウンする必要はなく、誰がやっても同じ結果になる緻密なデータは、WyscoutやInstat、データスタジアムやHudl Assistなど、外部業者の手を借りるべきだと思っています。
なぜなら、時間は有限なので。そして、アナリストが価値を発揮すべきなのは、数値の入力ではなくその後の解釈の部分だと思うので。

監督なら、誰かが作った数値を見て判断すればいい。ただし、アナリストは、自分で数値を作る必要がある、もしくは、作る権利がある。数値を元に自分の見解を練る。そこが面白いところなかなあと最近思います。

4. やってみた

とりあえず、どんな事が起こるのか、やってみました。初回をどこのチームでやってみるか迷ったんですが、やはりマンチェスター・シティかなと。直近にあった2/20にあったCLのシャルケ戦。

映像はいろいろ問題になるといけないのでざっくりですが塗りつぶし。あくまでもデスクトップ上でのコーディングの雰囲気をお伝えするために載せました。ここで試合を流しながらコーディングをしていきます。下のタイムラインにどんどんタグが溜まっていきます。自分の手入力なので若干の誤入力等はいったんご愛嬌ということで…

前半
はじめてのコーディング、1.2倍速で試合を再生しながら行いました。止めたり巻き戻したりしつつ、かかった時間はおよそ50分。ほぼほぼ試合時間と同じくらいの時間でタグ付け完了。
慣れてきたら違うのでしょうが、タグ付けに集中していたので細かいことまでは試合内容覚えておらず。ざっくりした印象としては右側からアタッキングサードに侵入し、そのあと左にスイングしてスターリングの1v1、というシーンが多かった気がしました。

タグ付けが終わると自動的に集計されるような画面をあらかじめ用意してあったので、数字を眺めます。

意外とざっくりとした印象は数字に反映されていて、アタッキングサードの侵入は右に偏っており、ペナへの侵入は左のほうが多い。自分の感覚にホッと。

参考まで、タグ付け後のタイムラインは下の画像のようになります。

後半
後半は慣れてきたので1.4倍速に。45分程度で終了しました。後半は左側からのアタッキングサード侵入が多かったです。

本当はこの数値をもとに考察を加えていきたいんですが…もう数試合見た上で、比較という形で評価をしていきたいと思っています。

余談:自分の武器

これから更新していくにあたって、自分の現在のツールたちを公開しておきます。
1. MacBook Pro (15inch, 2018) 32GBメモリ:最強の相棒です
2. Sportscode Elite License:こいつでコーディングしていきます
3. Hudl Platinum Package:使うことは無いかもしれませんが、映像共有用
4. 某データサービス:世界中の試合データを手に入れることが可能になりました。

毎日とはいきませんが、定期的に試合映像へのコーディングを通していろいろなチームの特徴を探っていきたいと思っています。コードウィンドウもどんどんブラッシュアップしていきたいと思っています。
どんな指標が考えられるか、是非皆さんのご意見をお聞かせください。
3日坊主で終わらないようにがんばります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?