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フォード($F)Q1決算カンファレンスコール: Ford Motor CompanyQ12024Earnings Call Transcript

2024/04/24に行われました、$F(Ford Motor Company)の決算報告とカンファレンスコールの要約です。

基本的に経営陣の発言のポイントだけに絞り込んであります

冒頭部分と質問回答のパートに分けてあります。
出典元の文章は、モトリーフールです。

それではどうぞ!


◆決算内容とハイライト

良い決算でした。

予想EPS:$0.44億に対し、EPS $0.49億 でした    OK

予想売上高:$41.47億に対し、売上高 $42.78億でした。 OK

ハイライト

  • 収益と純利益: 第1四半期の収益は428億ドルで、純利益は13億ドルです。

  • 調整後EBIT: 28億ドルを達成しました。

  • フォードプロの成長: 商用顧客からの収益が36%増加し、EBITは2倍以上に増加しました。これは、スーパーデューティートラックとトランジットバン、およびソフトウェアや物理サービスの高い需要によるものです。

  • フォードブルーの製品ラインナップ: F-150とレンジャートラックの新バージョンを含む強力なグローバル製品ラインナップを提供しています。ハイブリッド車の販売は年間で40%の成長を予測しています。

  • 配当: 第2四半期の通常配当として、1株あたり15セントが宣言されました。

  • 年間見通し: 調整後EBITは100億ドルから120億ドルの高い範囲に追従し、調整後のフリーキャッシュフローの目標は65億ドルから75億ドルに引き上げられました。キャピタルエクスペンディチャー(CAPEX)の予測は80億ドルから90億ドルに調整されました。

以上決算プレスリリースより引用

https://s201.q4cdn.com/693218008/files/doc_financials/2024/q1/Q1-2024-PRESS-RELEASE-4-24-24-FINAL.pdf

◆カンファレンスコール冒頭部分


フォードモーターカンパニー2024年第1四半期の収益コールにおける経営者側の主要なメッセージは以下の通りです。

  1. フォード+戦略の推進: フォードは高成長、高収益、資本効率の高い、より回復力のあるビジネスモデルを目指しています。これにより2024年を強力なスタートとして、今後の成長への基盤が築かれています。

  2. 製品ポートフォリオと地理的フットプリントの再構築: 過去数年間に行ったポートフォリオの変更と地理的フットプリントの再構築は、フォードの強みを生かし、ボリュームとミックスの改善、価格圧力の逆風に対抗しています。

  3. フォードProの成功: フォードProは、多様な顧客基盤と最新の製品ラインナップにより、堅牢な収益を継続しています。特に商用車とサービスのソフトウェアで高い成長を見せています。

  4. 電動化への進捗: フォードはEV市場での競争力を高めるために、戦略的な価格設定とコスト削減に取り組んでいます。新しいバッテリー化学技術を活用し、製品のコストを大幅に削減することで、EVの利益を最初の12ヶ月で実現するという目標を掲げています。

  5. ハイブリッド車の成長: フォードのハイブリッド車の販売は増加しており、特に貢献利益率が従来の内燃機関車と同等またはそれ以上になっていることが強調されています。

  6. 2024年の見通しの強化: フォードは2024年の調整後EBITの予測を10億ドルから12億ドルに引き上げ、自由キャッシュフローのガイダンスも上方修正しました。これは、フォード+戦略によるポジティブな動きとコスト管理の成功が反映されています。


◆質問と回答部分

  1. EVビジネスの収益性: フォードは電気自動車(EV)を販売して規制遵守を図っており、必要に応じて他社から排出権を購入していることを年次報告書で開示しています。EVビジネスを自立させ、収益性を高めることが重要視されています。

  2. フォードProの評価: フォードProは業績が非常に良好で、今後も利益を生み続けると期待されています。市場はフォードの他のビジネス部門と比べて低く評価しているが、フォードProの堅牢さが理解されれば、評価が改善される可能性があります。

  3. ハイブリッド車の需要と供給: フォードはハイブリッド車の生産能力を増強しており、需要が高まっている市場に対応しています。特に、競争が激しいトヨタとの市場シェア争いにおいて、ハイブリッド車の供給能力が鍵となります。

  4. コスト削減と品質向上の両立: 新車のローンチ時に品質を高めるため、設計変更を計画的に行うことでコスト削済みを実現しています。年間で20億ドルのコスト削減を目指していますが、その効果は主に年後半に現れる見込みです。

以上となります。



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