短答式試験で計算で点数を稼ぐ方法

こんにちは、たかだです。
計算とれないよ~って人のためにこの記事では計算で合格を狙う方法について解説していこうと思っています。
(使用教材に抜けがあったので修正してます12/14)


1.自己紹介

たかだと申します。
計算に少し自信があります。
理論は見るに堪えないんですけど直1~直4の計算はこんな感じでした。

直1
直2
直3
直4
模試
管理計算52/60 理論15/40
財務計算104/112 理論88/88

2.なぜ計算で稼ぐ必要があるのか?

短答式試験は理論が320/500(64%)(変動あり)を占めるので理論で固める人が多く、あまり計算に力を入れる人がいません。言っちゃえば理論満点取ればあとは計算で50点取れば確実に合格できます。

しかし過去問から似たような問題を出す監査の傾向は終わりを告げ、企業は当たり前のように知らない問題が出て、管理は時間が厳しいし、財務は普通にむずい。管理に関しちゃ理論に任せて理論で滑ったら足切り食らってバッドエンドです(今回の試験でもXで多少流れてきてた)。何が言いたいかっていうと理論で固めきるのには限界があるのです。

CPAの推奨する点数の取り方は企業75監査85管理60財務140です。最低ラインがこれなので理論でのカバーには限界があります。

以上の理由から計算で稼ぐ必要があるのです。

3.使用教材

  • テキスト

  • 植田レジュメ

  • 個別問題集

  • 短答問題集

  • 論文対策集(管理だけ)

  • コントレ(財計だけ)

4.解き方

回転も大事ですが大事なのは解き方です。計算には順序があります。

  1. 問題文を見て論点の判別をする(あーこれねって感じ)

  2. 下書きの準備をする

  3. 引っ掛け部分を想定する

  4. 解く

この一連の流れを回転するときも本番もやる
これだけで大分点数が伸びてきます

参考資料として短答財務のリースを見てみましょう。


これをさっきの順序に合わせて見てみましょう

  1. リース資産といっているから借手であることがわかる

  2. 借手リースの下書きのキーポイントを思い出しとく(個人個人で変わるので画像は無し)

  3. リースの引掛けは「移転or移転外」「リース期間と耐用年数の違い」「残価保証の有無」「貸手利率が分かっているか」「去年から借りてる場合」「フルペイアウトの識別」等があるので問題用紙に書いていきます。僕の場合、年度と識別は下書きの方に書いてます。

  4. 解きます。

5.回転方法

問題集は回転が命です。何周とかじゃなくて問題見た瞬間に解法が思い浮かぶくらい回しましょう。
短問を回す場合は4.解き方を意識してやらなきゃだめです。練習でできないことは本番じゃめったにできません。なので絶対に意識しながらやりましょう。
あと例題見て目だけで解くやつ、あれ駄目です。電卓打ってください。「これ余裕だから今日は回転からは外そう」はいいです、範囲に入れるならメリハリつけて電卓打ってください。

6.下書きの最適化

これは4と5のまとめにもなります。
「下書きは先生の真似すればいいんじゃねーの?」
と思う方もいるかも知れません。実際間違いではありません。
下書きってのは十人十色で成績が良い人のを見ても「絶対こっちの方がいい」ってのがあります。なので回転して4つの順序を遂行していく上で自分や先生の下書きに不足している点やわかりづらい所があったら自分なりの下書きに変えていきましょう。引っ掛け足チェックリストとか作ってもおもしろいかもしれませんね。
正直コントレのT/Tとかめっちゃ分かりづらいんですよ僕からしたら、でも制作者さんはあれが最適だと考えているんです。つまり正解の下書きはありません。最高の下書きを作りましょう。

7.知らない問題が出てきた時の対応

理論と結びつけながら頑張りましょう。
今回の賃貸等不動産はおそらくどのテキストにも計算としては乗ってない問題なのでアドリブ力が試されました。そのため飛ばしてしまったり脳死で3を選んでしまった人も多いと思います。
ただあの問題は理論の賃貸等不動産の範囲と照合するだけの集計問題で理論が大好物なこの記事を読んでいる人にとってはデザートでしかありません。
なので一周目は時間がかかるので飛ばしてしまっても構わないのですが時間が余ったらチャレンジしてみましょう。

8.裏ワザ(一番めっちゃ超大事ほんとにやった方がいい)(不正じゃない)

ここで解く上で気にすると正答率が格段に上がる裏ワザを伝授します。
それは答えを2つ出すことです。
短答式試験の選択肢には引っ掛けに対応した答えがほとんど用意されています。そのためあえて引っかかって選択肢にその答えがあれば正解の裏付けに繋がることになります。更に自分が引っかかってしまった引っ掛けを見つけられる可能性もあるため非常に有効です。

9.管理について

管理は短問だけでいいです。論対を使いたい人は計算52点以上を取らなきゃ死ぬ覚悟をしたほうがいいです。
計算の理想点数は37点以上です。理論が40。僕は理論捨てて計算特化でした。
しかし30とればいいだけだよね~と甘えた回転で済ますと30すら取れないので自分でよくやったと褒められるくらい頑張りましょう。

10.(まだレギュラー講義を受けてない人用)

講義を受けるときは例題の解説を聞く前に例題を解いておきましょう。

web講義の場合:講義開く→聞く→例題に入ろうとしたら一時停止→例題を解く(解ける必要はないので前ページの解き方を参考にしつつ解いてみよう)→分からなかったら先生の解説を聞く、分かったら先生の下書きを参考にする

対面の場合:予習をしとこう

ここで「そんなん計算できる地頭最強しかできねーよ」って思うひとがいるかもしれません。例題を解いて正解する必要はありません。問題を自分で解こうとすること、問題に対して疑問を抱くことが大事なのです。
「先生が解説で簡単そうに解いてたけど、どの文に対してこの下書きを書くんだろう?まず何を求めたいんだろう?あー財計(管理)つまんねー」

あると思います。僕はありました。
そこであらかじめ例題に触れておくことにより「分かった気現象」になることが少なくなり真の理解へと繋がります。
これができるのはまだレギュラー講義を受けてない人の特権です。

11.短直や模試、本番で心がけること

緊張しないことです。緊張したら僕の悲惨な模試みたいになるし本当の力を発揮することができません(言い訳に聞こえるけど緊張は本当に思考速度低下につながる)。
文は細部まで読めなくなるしマークミスはするしプラスとマイナスも間違えます。簡単な計算も答えが出せず焦ってその焦りがまた緊張を生みます。
なので試験一週間前までには緊張から逃れる方法を考えておきましょう。
僕は試験終わったあと友達と飲む約束があったのでその時何話そうかな~とかお互い受かってたらいいな~とか考えて気楽に受けれるようにしてました。

12.最後に

計算に対して心の壁を作ったらその壁を壊すことは困難になってしまいます。そしてその壁は勉強のモチベを下げ点数の低下に繋がってしまいます。なのでなるべく問題を解いて解ける喜びをしって心の壁をなくしていきましょう。

あと僕のXを見ている方で僕の計算に対して計算センスあるだけとかスピードは地頭とか思っていらっしゃる方も少なくはないと思うんですけど、積み重ねです。確かに多少の個体差が1.2問の差を生むかもしれません。でもそんな個体値いいヤツも結局はやるべきことをやった上でその差をつけています(外れ値はいる)。僕は近くに明らかに個体値が違うやつがいて一方的に差がついていったのが悔しくて回転しまくって計算力を上げていきました。計算は本当に積み重ねなので自分の努力を疑わずに積み重ねていきましょう!


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