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こんにちは、私は横尾貴文です(6/1462)

今年のGW入る前にnoteのアカウントだけ作ったけれど何も書かないまま放置してたらあっという間にひと月が経っていました…

本当は「元号が変わったし何か新しいこと始めるか!」&「文章を書いてアウトプットをしたいな!」と思ってこのアカウントを作ったのですが…始めるのに遅すぎるということはない(…はず)

最初のnoteなので自己紹介をしたいと思います。私がどんな人なのか、どんなことを考えているのか、主に私のストーリーをちょっとこれから書きますね。

横尾貴文ってどんな人?

一言でいえば「政治家になりたい普通の人」です。

「政治家になりたいって時点で普通じゃないよ!」とは何百回も言われてきたのでたぶん世の中的には普通じゃないんだろうな…?とやっと思えてきていますが、私としてはむしろ「なんでみんな政治家になりたいって思わないの…?」と思っているので…そういうところが普通じゃない、って言われる理由かもしれませんね(笑)

実は小学4年生のときの文集の最後に「自分は将来政治家になると思う」とかなんとか書いているのでかれこれ人生の半分以上は政治家になりたいって思っていることになります。我ながら10歳のよこお少年が恐ろしいですね…

なんで政治家になりたいの?

初対面の人や知り合ったばかりの人に「政治家になりたい」というと10人中8、9人は次にそう聞いてくれます。興味を持ってくれてありがとうございます(笑)

小学4年生の私がなんで将来の自分が政治家になる、と思っていたのかはわかりませんが、その当時、クラス委員みたいなの(私の学校では代表委員と呼んでました)をやっていて、いろいろな行事の準備をしてたんですね。たぶんそれが面白いと感じて、人の代表として何かをやるということに興味を持つきっかけになったんだと思います。

本格的に私が政治家になろう、と思い始めたのは中学校に入ってからのことです。

小学校で代表委員をやっていた私は中学でもそういうクラスの係に手を挙げました。学級委員です。中学2年生では生徒会長にも立候補して(そして落ちて)副会長をやっていました。学年での成績は150人中、上から10~20人くらいにはいつもいる感じだったので、周りからはそこそこお勉強のできる生徒、と思われていたような気がします。

そのころ(今も?)の自分は言葉を選ばずいえばクラスの「陰キャ」「マジメ君」といったところでしょうか。クラスでは少なくとも快活な人間ではなく、なるべくなら教室の中にいたいタイプ。知り合いのオタクにアニメを紹介され、トレーディングカードゲームをしに友人の家に行き…そんな生活を送っていました。

ここで私の地元の話を少ししておきます。私の地元は公立小学校に入ると中学卒業までの9年間、ほとんど学年のメンバーはエスカレーター式にほとんど変わりませんでした。(私立中学に進む人もいましたが少数でした)おそらくかなり一般的な地方の公立小中学校の環境だったと思います。いま振り返ってみると東大に進むような人から中学卒業後すぐに働き始める人、様々な人が集まっていました。

中学時代:分数の計算ができない友達

トレーディングカードゲーム仲間(以下、カード仲間)にSくんという人がいました。仲間内ではカード(※デュエルマスターズです)が強く、よくカード仲間が彼の家に集まり遊ぶ間柄でした。新しく発売されたカードのパックを買った、こんなデッキを組んだ、等々、家に集まっていなくてもよく電話で話していました。

ある日も電話をしていたところ、学校の勉強が話題になりました。

S「俺さ、分数の掛け算割り算ができないんだよ…」
S「小1から学校の勉強についていけなくて『わかった!』って気持ちがよくわからんのよ」

確かにお世辞にも勉強ができる、とはいえなかった彼。そのとき私は電話口でひとしきり分数の掛け算割り算について説明し、その電話は終わりました。

この経験は私の気持ちを揺さぶりました。

小学~中学校の約8~9年間同じような環境で、同じような先生から教わってきたのに、私は特に塾にもいかずとも学年では勉強ができる方にいた一方で、彼は小学生で習う分数の計算ができなかった、という事実。このとき私は「なんでこんなことが起こっているんだろう?」と世の中に対する疑問を抱いたのを覚えています。

Sの他にもカード仲間には、軽い知的障害を持っているけれど親が認めてくれず通常学級で苦労している人、親が週に1度家に戻るかどうかの生活で半ばネグレクトのような状態で生活している人、他にもいろんな人が集まっていました。今の言葉で表現すれば「社会的包摂」から外れた人、「子供の貧困」がそこにはありました。

「なんでカード仲間と自分はこんなに違うんだろう?」「何かおかしいんじゃないだろうか」Sの家の飼い猫の獣臭さ、残飯の臭い、生活臭…いまでも私の鼻にはそれらが混ざり合った臭いが残っていますが、この経験が私にとって一番明確な原点です。

高校時代:井の中の蛙が大海を見た

高校は地域の中堅校(偏差値60~65くらい)に入学しました。高校でも私は学級委員や生徒会本部の役員をやっていました。高校2年の夏、私は生徒会長選に立候補し、対抗馬がいなかったため生徒会長に。当時の私は他の高校の生徒会本部と関わって活動のいいところを取り入れていく、といった外交活動に力を入れていました。

その縁で知り合った他校の生徒会長づてで、「日本全国から高校の生徒会活動に関わる高校生が東京永田町の議員会館に集まって議論する」というイベントがあることを知り、参加しました。

「全国から高校生を集める」イベントをほぼ高校生のみで企画し実現させている。それは自分の目で実際に見ると改めてカルチャーショック、というよりも純粋なショックを受けました。議論の内容や話の進め方などをとっても、「同い年、同じ世代にこんな頭の切れる、行動力のある人たちがいるのか…!!」(永田町駅のエスカレーターをあがるときはなぜか今でもテンションが上がってしまうけれど、それはたぶんこのときのワクワク感があるんだと思う)

集まっていたのは日本各地の進学校、名門校と称される学校の生徒たち。このとき私は「この先10年後、20年後、ここに集まっている人たちが社会を、国を引っ張っていくんだろうな…」と感じていました。それまで私は通っていた高校やその周辺の高校と連絡を取り合い、それなりの活動をしてきた、というある意味「地元魂」のようなものを持ってそのイベントに臨んでいましたが、まさしく井の中の蛙大海を知らず。すごい人が世の中にはいるもんだ、と感じ入ってしまいました。

ただ、その一方で違和感も抱きました。

「ここにいる人たちは10年先20年先、もっと先の社会を作っていくような人たちだ。しかし『この人たち』は私が中学時代に遊んだ『カード仲間』たちのような人の暮らしをおそらく想像すらしない、少なくとも実感を持って体験することはないんだろうな…」

高校2年生の春、永田町の議員会館に集った「すごい人」たち。

中学2年生の時、地元の公営住宅の一室にいた「カード仲間」たち。

その両方と関わったのはたぶん自分しかいません。この両者には考えただけで気が遠くなりそうな壁があります。これから先、両者が交わることはおそらくないんだと思います。それでも少なくとも両者とも同じ世の中で暮らしていく訳です。高2の春に出会った「すごい人」たちが、中2の夏に遊んだ「カード仲間」たちの暮らしぶりを知らぬまま、想像すらしないまま、これからの世の中を引っ張っていくんだろうか。それは嫌だなぁ…だったら私がやるしかないじゃんか!

これが私のもう一つの原点です。

私は―その両方の世界を見てしまった私は、だから政治家になりたいと思っています。そして政治を通じて人と人とをつなぎたい。困っている人が不満を不満とさえ気づかない、機会が与えられていない人がそれに気づくことすらない、そんな世の中をちょっとでもよくしたい。

おわりに

そんな私がなぜ大学で国際政治を学んでたのか、大学で何やってたのか、今は何しているのか、とかはまた別の機会に書きます。noteを書くのが続けば、の話ですが。今のところnoteでは政治の話や日々思ったこと、読んだ本について、などなどをつらつら書いていこうかなと思っています。


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