からメシ 第125話 クリスマスイブとお泊まりと棒アイス
さて、二学期も終業式を迎えた。
終業式の校長先生の長い話も終わる。
また長い休みになりますが学生の本分は勉強です。遊び半分で本分から逸脱した学生らしくない行動を取るのは~
とか何とか言っていた
高尾が「校長の話っていつも長いよな~ストップウォッチで測ってみたんだけど今日なんか~」
と結局こういう話って生徒には伝わらないんだよな。
でも、正直今の俺にはちょっとドキッとする言葉だった。
帰り道。高木さんと帰る。
遊び半分じゃない。真剣だけど、学生本分から逸脱した行動、俺今日取るんじゃないか?
とドキドキしながら歩いていると
「青春って。恋って、これ以上ないくらい学生らしいと思うよ?」
高木さんには見透かされてる
「そ、そうだけどさ。今日まさにお泊まりだし……お泊まりなんて...そ、そういう事...もあるかもしれないし……」
「でも、私も西片も本気でしょ?堂々としてていいと思うよ。」
「うん。」
一旦帰って、支度をして、また俺ん家に集合してから家を出る。
「でも、家から2~3km位のとこに泊まるのか。」
「近所に泊まるのってなんか変な感じだね」
「まあね。...知り合いに見られないかドキドキだよ。」
「あはははは、まあ大会の景品だからしかたないよ。それにホテル入っちゃえば大丈夫だよ。わざわざ島の人が島の宿泊施設に泊まらないでしょ?」
「それもそうだけど。///」
めっちゃキョロキョロしながらホテルに入る。
チェックインを済ませ、部屋に荷物を置く。
さすがに文化祭の景品だけあっていちばん狭い和室で、露天風呂付客室とかでは無い。部屋にユニットバスは付いてるもののそうなると高木さんの一緒に入ろイベントはなさそうだ。
「さ、ご飯まで時間あるしお風呂入って来なよ西片。」
「入ってきなよって高木さんもでしょ?」
「……生理来ちゃって...一日目だし大浴場は入れないかなって」
「ごめん。そうとは知らず無神経なこと言っちゃって。」
「ううん。気にしないで。でもクリスマス毎回生理になっちゃうのがなあ。何やってんだか私。中二の島外デートの時はなってなかったけど」
「ごめん、なんか俺だけ温泉入れるなんて申し訳なくて」
「いいからいいから。」
お風呂に入る。
……女の子は色々大変だな。
せっかくお泊まりしたのに温泉にもつかれないなんて……そうだ。
風呂から上がると高木さんもシャワーだけ済ませたのか浴衣を着ていた。
「あのさ、高木さん。これ」
高木さんに日帰り入浴券を渡した
「これ。受付で買ってきたからさ。今度入れる時に入って。せっかく温泉なんだし」
「ありがと。西片。うれしいや」
「高木さんが入りに行く時言って?俺も一緒に行くから」
高木さんが抱きついてくる。
「ありがと。西片。西片のそういうやさしさ。私、大好きだよ。ほんとにほんとに大好き。」
「た、高木さん。そろそろご飯の時間だから。」
「そうだね、食堂行こうか」
てんぷらやお刺身など色々な料理が並ぶ。
「あ、西片。白子の天ぷらって食べられる?」
「食べられると思うけど、高木さんダメなの?味?見た目がグロテスクとか?」
「いや、そうじゃなくて、……精巣だし。魚とはいえ……精巣ってわかる?ほ、保健の授業でやったよね///」
「うん……///」
要するに魚のきんたまにあたる部分だ
女の子ってやっぱそういうの嫌というか、気にするのかな
……確かにそう思いながら食べるとたまがヒュンってするかも
あれ?でも俺から出ちゃったものは高木さん惚れ惚れとした目で見てたような……
「普通にクリーミーで美味しいけどなあ」
「かわりにピーマン食べてあげるからさ」
「やっぱこの島は海のものおいしいよね。」
「うん。このタコの天ぷらとかも最高。」
「おいしいね。高木さん。」
「おいしいね。西片」
そんなこんなで食事を終え部屋に戻る。
布団が敷かれていた。寄り添ったような形で
「……」
「……///」
なんとも言えない雰囲気が漂う。
今日はクリスマスイブだし…
二人で同じ部屋で寝るということは……
ご、ゴムもちゃんと持ってきている……
っていかんいかん。第一高木さんは生理なんだぞ。生理の時に…えっちするのは良くないんだ。高木さんにどんなに迫られても、我慢だ。
「わ、私ちょっと西片に見せたいものがあってさ。…着替えるね?」
高木さんが浴衣を脱ぎ出す。
って
「お、お風呂場で着替えてよ///」
「西片にだけは、着替えみられてもいいから」
「そ、そういう事じゃなくてさ///」
浴衣を脱いで、赤いもふもふした服を着ようとしてる。突き出されたパンツ姿のおしり、ナプキンの羽が見えて。えっちすぎるんだよ
ああもう毎回毎回高木さんは。こうやってさ。
もふもふした赤い帽子をかぶり
高木さんが着替え終わる
「サンタクロースの格好だよ」
ミニスカサンタだ。
「これどうしたの?」
「しまむらで買ったの」
「わざわざ?」
「西片を喜ばせようと思って」
高木さんはこう見えて、すごい献身的というか、尽くすタイプなんだよな。最初は分からなかったが。
いつも俺が楽しんでくれるようにって思ってくれてるというか。
「あともう一個やりたいことあってさ」
「やりたいこと?」
高木さんが俺の浴衣の帯を引っ張る。
ちょうちょ結びなので一瞬ではだける。ついくるっと回ってしまった。
「お代官様いけませぬ~ってやつ」
「逆じゃない?普通///」
「逆ってことは西片もこれやりたかったってこと?それを期待しておっきくなってるのかな?西片のこれ。ごめんね?サンタコスに着替えちゃって。帯くるくるやりたかったよね。西片も」
「ち、違うから///」
「まあまあ。リラックスして。ベッドに横になろうよ」
あれ、これまずくないか?
半裸で、パンいちであの部分テント状態にした俺に、ミニスカサンタの高木さんが覆い被さるというか。
高木さんに100秒後に挿入る俺のアレ。って感じじゃないかこれ。
「た、た、高木さん!まずいって!生理の時するのは!良くないって///」
「私は気にしないよ?」
「俺が気にするの!身体に良くないってネットに書いてあったし、ましてや一日目だし。布団に血とか着いちゃうかもよ?///」
「うーん。それもそうだね~。」
「うん。だから……今日はこのまま寝よう。高木さ…ってなにを」
俺のパンツをおろす。
ビョンと勢いよく跳ね上がる。
言ってることとやってる事が違う。
「だから…え...えっちはダメだって。///」
「うん。それはしないよ?」
「だったらパンツ戻してくれないかな。俺の。」
「それは出来ないなー。せっかくのクリスマスイブ。西片に何もしてあげられないで引き下がる訳にはいかないからね。
始めても済ましたあとの性の6時間を私が見逃し三振すると思う?……だからさ」
高木さんが…俺のアレに…ちゅってキスをする
敏感なところに唇の感触がきもちい…ってそうじゃなくて!
「そ、そんなとこ口つけたら汚いから///」
「西片に汚いところなんて、ないよ。」
とこんどは玉のあたりをぺろって
「ああっ///」
脳がしびれるような気持ちよさに襲われる。あと、愛しいからこそ愛でてくれてるんだなあって多幸感というか
そして、高木さんは遂に
俺の硬くなったものを、口に含む。
「ううっ♥」
舌の動きが、亀頭の裏側をやさしくなぞるような舌に、包み込むような口の粘膜、それでいて一切歯には当たらない
な。なんでこんなこと出来るんだ?高木さん。
もう出そうな感じなんだが
一度高木さんが口を離す。
「なんでこんな上手くできるのかって思ったでしょ。西片。私、今年の夏前あたりからずっと、棒アイスを毎日食べて、これの練習してたんだよ。」
「棒アイスを西片のだと思って」
今度は一番先端の発射口の所を舌先でちろちろと。同時に俺の白子部分を手でなでなでする
もう限界だ。
白子部分がひゅんと持ち上がる
「高木さん。出ちゃうから離れて///」
そういうと高木さんは逆に思いっきり俺の硬くなったものを口に含み、亀頭の裏を中心に舌でぬめぬめと刺激していく
ダメなのに、高木さんの口に出すなんて。ダメなのに。そんなの許されないことでは?
そう思いつつ力が入らない。
高木さんが口をすぼめて口の粘膜でもぎゅーって包み込んだ瞬間
弾ける。
びゅーっ。びゅーっ。びゅっ。びゅっ。
って
「ご。ごめん高木さん!口の中に…なんてことを俺は」
しかし暫く高木さんは動かず、そして、一滴もこぼさずに俺のアレに口をぴったりつけながら、ゆっくりと口を離す。
慌てて高木さんにティッシュを渡す
「ほら、これにペって出して。ごめん。ほんとごめん。うがいしてきても…」
なにしろ魚の白子すら嫌がる高木さんだ。こんなの嫌に決まって……
ごくっ
「あはは。西片の味。これは好き。……好きな人だからなんでも好きに思えるのかな?」
「え、高木さん飲んじゃったの?だ、ダメだって!」
「な、なんで?」
「だって俺からでてきたものだし…大体魚の白子すら嫌がってたのに。」
「だからだよ?西片の以外はたとえ魚だろうと嫌だけど、これは西片のだから。」
「えっ…」
「西片のだけは別。西片のだから別なんだよ。」
高木さんが魚の白子食べないのがまさかそんな理由とは
「まだ元気だね。西片。ご奉仕しがいがあるよ。」
高木さんがまた俺の玉の部分を、今度は口に含み吸うようにして、そして、舌で転がす。
「ああっ♥だめだって高木さん///」
ぱくっ。じゅるっと。高木さんがまた咥える。
今度は喉の奥まで、舌は根元あたりを刺激して、口を激しくうごかす
「ああっ♥」
また湧き上がってくる。高木さんの口の奥深くに
びゅっ。びゅっ。ぴゅっ。
放ってしまった。
結局、3回も高木さんの口の中に放ってしまった。その度に高木さんは一滴もこぼさないようにして飲み込む。
大きくならなくなるまで徹底的に。攻められ続けた。
---
「気持ちよかった?」
「うん///……でも俺だけこんな……悪いというか」
「それに……高木さんの口に……出しちゃうなんて……大好きな高木さんに...なんてことしちゃうんだおれはって…」
「西片が気持ちよくなってくれたら私も気持ちいいから。……それに、大好きだからこそ、こういうことしたいんだから。私。嬉しいんだからさ。」
「でも……」
「じゃあさ。私にもご褒美にキスして」
「そ、それでいいなら。」
「やった。」
ちゅっ
ちゅっ。ちゅー。
お互いに
キスし合う。
ちょっと俺の味もするけど。そんなの関係ない。
高木さんの全てが好きだ。
「私ね。西片の、全部。なにもかもが好きだよ。」
「お、俺も……///」
「抱き合って寝るの。ほんと幸せだなぁ」
「うん。///」
しばらくすると睡魔が襲ってくる。
目を閉じちゃうのもったいないけど。
一日中高木さんと一緒にいたのに、目をつぶって視界から消えるのが勿体ないだなんて。
でも視界から消えても温もりは感じるし、夢で逢えるかも知れない。なにより、明日目覚めたら高木さんがいるんだ。
……正直お泊まりが好きなのは眠る瞬間と目を覚ました瞬間から高木さんが見えることかもしれない。
こんな嬉しいことないよな。
うとうとと、高木さんの温もりを感じながら眠りについた。
第125話 完
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