愚者のラブレター(設問がある物語 4)
君が発揮する社会性に欲情する。
繋がっていればどこかにいけるんじゃないかって。どうか足場になってくれ。そうすれば僕は、固定されて自由になれる。
長いものには常に巻かれたいけど、特に君に巻かれたい。
「好きなところにつかまればいいよ」
大局的にはギブアンドテイクって言ってくれるけど、実は単なる誤差だってこともわかってる。それでも本当は、君を巻きたいって、言ってほしい。
✂︎
ここまでで物語は終わりです。
あなたへの設問
設問1
このラブレターの愚かだと思う点を一つ挙げ、あなたの考えを述べなさい。(500字程度)
設問2
このラブレターがどのような媒体に書かれたか経緯を想像し、短い物語を書きなさい。(1500字程度)
高濱です。私の小さな物語を読んでくれて どうもありがとうございます。沁みます…。 読んでくれたことがうれしい。ありがとう!