すくい(設問がある物語 7)
存在しない可哀想な子を癒すほどの大きな飴。悲しみも醜さも噛み砕いて浄化する大きな口。どろどろでばきばきの汚泥を軽やかにおよぐ大きな魚。闇の中で輝いてどこまでも香り届く大きな花。世界中の罪を打つ大きな鞭。いつのまにか小さくなった足と、簡単には歩けない細い道。
✂︎
ここまでで物語は終わりです。
あなたへの設問
設問1
あなたがイメージする「救い」を、色、手触り、音のなどに例えなさい。(50字以内)
設問2
「救いとは○○である」と言う書き出しで、自由に作文しなさい。○○には任意の言葉を入れること。(1500字程度)
高濱です。私の小さな物語を読んでくれて どうもありがとうございます。沁みます…。 読んでくれたことがうれしい。ありがとう!