見出し画像

写真展の御礼と、今後の展示について

どうもnoteに書くのも久しぶりです。Takahashi Toshioです。

しばらくnoteの更新がなかったのには色々な理由があるのですが、とにかく忙しかった。私、文章を書くのが非常に苦手なのに、パソコンを前にしないと書かないので、まとまった時間がないと書く気力も沸きませんでした。ちなみに前回書いたのは自転車の記事でしたが、案の定自転車は全然乗っておりません。あかんわ。

そしてその忙しかった理由の中に、連続して写真展に出していたということが挙げられます。
ということで遅くなりましたが、今回の内容は、それらの写真展に出した時の後書きになります。


エロイムエッサイズムⅣ

去年の飛び入りから一年。今年は正式に参加させていただきました。

今年はテーマが設けられ、今回のテーマは【ヌード】。ポートレイトにおける一つのアーキタイプですが、やはり奥の深いテーマ。普通にヌードを撮るだけでは、私にとって非日常な風景ですし、付け焼き刃なポートレイトにしかならないと感じていました。
そのため私は【エロイムエッサイズム】という展示名とヌードのテーマから、スリットスキャンした写真を展示しました。

展示作品はこちらの写真を特殊な額装を行い、展示会場にマッチするように仕立てました。

正直なところ、雰囲気に見合う写真ではないかと疑惑はあったのですが、自分らしい写真や展示を出すことが大事かと思い展示しました。【悪魔の召喚】。私にとって、スリットスキャンはそういうものだと思っています。

写真は、事実だけ映れば良い。もし写真の裏側が見えるなら、私の写真家であり、エンジニアでもある葛藤を見てもらいたい。


PSK

fastPSKとは【展示初心者向け】枠。私は【ポートレイト初心者向け】展示と思っており、出展しました。

何名か、私が初心者枠で出すことに対してツッコミを入れている方がいらっしゃいましたが、私は初心者が適当だと考えています。私にとってポートレイトというのは、テンションの起伏から生まれるものであり、それが良いか悪いか、他の良さが伝わるかは二の次。また、半年ほどで違う写真に目移りしてしまう身です。まだまだ初心者。


展示写真は公開できない写真ですが、私の地元周辺を撮った写真になります。せっかくの京都での展示。地元京都、宇治市の闇となる部分を撮った展示でした。

時代の流れとともに朽ちゆく風景を、一人の女性と重ねて撮影した作品群。そしてそれと同時に、繰り返し撮るポートレイトの意味を問う展示でもありました。

今回の展示内容は、しっかりまとめれば歴史的に意味をなす展示だと思っていますが、正直なところそういった事をしようとした先人の写真家たちのせいで、当地の方々が困惑している現状があります。

独りよがりなエゴだけでは、何も伝えることはできないものです。


大元帥展

こちらの展示に関しては、色々書きたいことはあるのですが、、諸事情により、今は書かないことにしています。また、来る時にでも書こうかなと。年内に書く…!きっと書く。


男のセルフポートレート展【俺】

2年前に引き続き、男のセルフ・ポートレイトに出展させていただきました。出展作品はこちらのような、定点観測写真でした。

Rasberry Piで4ヶ月間定点観測した写真、延べ8万枚以上。それらの写真からセレクトした64枚をB0サイズに引き伸ばして展示しました。

また、ちょうど引っ越しのタイミングだったこともあり、ほぼ同じ画角からのライブストリーミングで引っ越し状況の生中継も行いました。わりと好評頂けて嬉しい限りです。(ネットワーク型展示だったけど、やはり既成品はトラブルが少なくて良いですね)

私のセルフポートレイトは、基本的にタイマーを使わないインターバル写真が中心になります。これは、タイマーを使った写真と違って【自身の意識や意図しない瞬間や感情】を記録できることが可能だと考えているためです。

セルフポートレイトは、その時々の自分らしさが出る展示だと思っているのですが、今回の展示は特にその傾向が強いものでした。



今後について

まず次回の出展は、UNKNOWN ASIAと呼ばれるアートフェアになります。初のアートフェア。スキャナカメラを中心とした写真を展示する予定です。有料ですが、もし機会あればお越し下さい。


そして以後の展示ですが、基本的に写真展は招待していただいた展示のみに参加する予定です。

今まで挑戦のため、様々な写真展に出展してきました。遠方でも、出展料が高くても、基本的には物販もせず、時間をかけて写真を撮り、それを展示するための額装、ギミックを作成してきました。

しかしながら、やはりこの手法は莫大な金と時間を消費します。あまり具体的な金額や時間を書く気はありませんが、展示作品を見ていただいた方なら、どれだけの工数がかかっているか想像できるかと思います。
どれだけ時間やお金がかかっても、見てもらった人に新しい世界を見せられれば、という思いで今まで頑張ってきました。しかしそれにも限度はあります。

そのため今後については、【私が実施している内容を把握し、理解していただける方】と一緒に展示をしたいと考えています。私が出したいと思っても、その思いが一方通行では主催の方やギャラリーにも迷惑もかけますし、なにより私も、自分の写真や展示が好きという人と、一緒にやっていきたい。

場合によっては、展示費用もお支払いできないこともあるかもしれません。少なくとも以後2年間はこの方針で実施する予定ですが、代わりにMaker Faireやアートフェア等、写真と違った分野で今後も挑戦の幅を広げていく予定ですので、今後共よろしくおねがいします。



自作で機材作ったり、展示物のギミック作るとお金かかるんです…。ストレスで甘いもの食べまくるから…。そんなわけで、俺に少しでも甘いもの食べてもらいたいって人はよろしくお願いします!