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ビートルズ "The End"、私が感じ取った曲の印象

ビートルズの楽曲ひとつひとつについて、私が感じたことをベースに、8項目の音楽的視点からポイント評価したコンテンツを公開しています。最後のアルバム LET IT BE から順に過去へさかのぼって、1曲づつ投稿しています。

第 28回目、今日の楽曲は...

アルバム ABBEY ROAD B面 10曲目 "The End"

サウンド:★★★★☆
メロディ:★★★★☆
リズム :★★★★
アレンジ:★★★★
第一印象:★★★★
スルメ度:★★★★☆
独創性 :★★★★
演奏性 :★★★★☆

<★ ... 1点 ☆ ... 0.5点、5点満点、各項目の解説は最後にあり>

メドレー最後の曲はタイトルも示すとおり、まさに最後の曲である。実はこのあとに、オマケ的な曲が入っているので、厳密にいうとそれが最後の曲とはなるが、実質上この The End が最後といってよいだろう。ちなみに、アルバム ABBEY ROAD は後日発売されるアルバム LET IT BE よりも後にレコーディングされている。レコーディング順と発売順が入れ替わっているのである。

演奏はかなり気合いの入ったロックンロールである。歌い出しのボーカルの力強さ、8小節ものドラムソロ、ポール、ジョージ、ジョンのギターソロと、各人のハイライトが次から次へと登場する。コードは歌い出しから A7→D7→B7→E7→A7→D7→A とここまできてドラムソロに入る。

ドラムソロの後は、A7→D7 をくり返しながらギターソロに続き、8分音符のピアノコードは A、"And in the end..." からは、A→G→F→E→Dm7→G7 ときて "You make" で C→D→Eb→F→C で終わる。途中でキーが Aメジャーから Cメジャーに転調しているのがわかる。

ギターソロのあと、高音域でのピアノコード 8分音符刻みのフレーズが入り、"And in the end..." からは、いよいよラストに突入する。歌詞も素晴らしいが、コーラスも絶品。そして、特筆すべきは最後のギター・フレーズである。低い音から駆けのぼるようなフレーズはまさに最後にふさわしい名フレーズである。

あくまで曲の印象を具体的に表現するための手段です。曲をランク付けする意図はありません。


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