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ビートルズ "Across The Universe"、私が感じ取った曲の印象

ビートルズの楽曲ひとつひとつについて、私が感じたことをベースに、8項目の音楽的視点からポイント評価したコンテンツを公開しています。最後のアルバム LET IT BE から順に過去へさかのぼって、1曲づつ投稿しています。

第 3回目、今日の楽曲は...

アルバム LET IT BE A面 3曲目 "Across The Universe"

サウンド:★★★
メロディ:★★★★☆
リズム :★★
アレンジ:★★★★☆
第一印象:★★★★
スルメ度:★★★☆
独創性 :★★★★☆
演奏性 :★★★★

<★ ... 1点 ☆ ... 0.5点、5点満点、各項目の解説は最後にあり>

アコースティック・ギターがメインの曲。ボーカルはジョンのシングルパートのみであり、非常に美しいメロディ・ラインである。曲のバックにはオーケストラ・サウンドが鳴り響く壮大な曲に仕上がっている。これには賛否両論あるが、フィル・スペクターの仕業である。

コード進行は平凡ではあるが、2回目のメロ部分の最後で(キーをDメジャーとした場合)サブドミナント・マイナーコードのGmが登場し、拍子も2/4が入ってメロディ・フレーズに変化を与えている。なんともオシャレなアレンジである。

ベースは入っていないかわりに、ポールがピアノで低音域を弾いており、サビでは8分音符で、階段を上がるようなスケールを巧みに入れている。これが、なかなか心地よい響きである。

リズムも極めてシンプルで、フロアタムを4分音符で鳴らしているのと、サビでマラカスが登場するくらいである。あと久々にインド楽器、ジョージのタンブーラが聞ける。

ちなみにこの曲の歌詞は、韻を踏んでいない。

あくまで曲の印象を具体的に表現するための手段です。曲をランク付けする意図はありません。


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