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ビートルズ "I Want To Tell You"、私が感じ取った曲の印象

ビートルズの楽曲ひとつひとつについて、私が感じたことをベースに、8項目の音楽的視点からポイント評価したコンテンツを公開しています。最後のアルバム LET IT BE から順に過去へさかのぼって、1曲づつ投稿しています。

第 99回目、今日の楽曲は...

アルバム REVOLVER B面 5曲目 "I Want To Tell You"

サウンド:★★
メロディ:★★☆
リズム :★★
アレンジ:★★★
第一印象:★★
スルメ度:★★
独創性 :★★☆
演奏性 :★★★★

<★ ... 1点 ☆ ... 0.5点、5点満点、各項目の解説は最後にあり>

REVOLVER では 3曲目となるジョージのオリジナル。イントロがフェードインというのも、珍しいパターンである。しかも、イントロの途中からスネアのみの 2拍 4拍打ちが入り、そのあとボーカルが入る直前に、ベースが突如として鳴りだすという、ちょっとミステリアスな雰囲気。バックで何気に鳴っているタンバリンも、怪しげな空気をかもし出している。

ジョージの曲は、ボーカル・ラインにシンコペーションを多用しているのが特徴である。この曲も、Aメロ "I want to tell you..." の途中 "My head is filled with things to say" の部分で、裏リズムが連続している。それに加えて、ジョンとポールのコーラスが加わり、なんとも重厚なコーラス・サウンドを作り上げている。

この曲は、ジョージの曲でありながら、ギターの出番が少ない。ポールが弾くピアノがほぼメインとなっている。特に Aメロ 5小節目 "When you're here..." からのコードは、E7となるが、ピアノが奏でているトップ・ノートに F音が使用されており、コード的には E7(b9)となっている。そのテンション・ノートを強調したピアノのシャッフル・バッキング・フレーズが、サウンド的に大きな特徴であるとも言える。

キーは、Aメジャー。コード進行は Aメロは A→B7→E7→A... となっていて、B7がやや特徴的。で、この A から B7 に移るのが、4小節目の2拍目の裏からという中途半端なタイミングなため、一瞬変拍子か?と感じられる。実際は 4/4拍子のままではあるが、それゆえ Aメロが11小節という中途半端な長さになっている

そして、ドラムのメリハリがなかなか効いている。全体的にシャッフル・ビートを比較的地味に叩いているが、1コーラスが終わったあと、4分音符でキック 2発、そしてスネアとタムを交互で 3連のフィル。これらの音は、ここぞとばかり気合の入っているようなすごい音になっている。しかも、3連の最後の音はリムを叩く音になっていて、これはそういう風に叩いているのか、あるいはミス・ショットなのか、いずれにしてもいい味を出していると思う。

あくまで曲の印象を具体的に表現するための手段です。曲をランク付けする意図はありません。


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