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ビートルズ "Sun King"、私が感じ取った曲の印象

ビートルズの楽曲ひとつひとつについて、私が感じたことをベースに、8項目の音楽的視点からポイント評価したコンテンツを公開しています。最後のアルバム LET IT BE から順に過去へさかのぼって、1曲づつ投稿しています。

第 22回目、今日の楽曲は...

アルバム ABBEY ROAD B面 4曲目 "Sun King"

サウンド:★★☆
メロディ:★★
リズム :★☆
アレンジ:★★☆
第一印象:★★☆
スルメ度:★★☆
独創性 :★★☆
演奏性 :★★★★☆

<★ ... 1点 ☆ ... 0.5点、5点満点、各項目の解説は最後にあり>

この曲から 4曲がメドレー形式になっている。イントロに流れるギターとベースのフレーズが、なんともほのぼのとした印象を与える。コードは E→F#m7/E→E6 を 3回くり返し、"Ahh..." のコーラスで F/G に行って、メロの "Here..." は C になる。つまり、Eメジャーから Cメジャーに転調している。

ボーカルは美しい 3部コーラスで、ときおり入るオルガンのオブリガードが、なかなかキマっている。ところで、ドラムが結構複雑なパターンを演奏している。基本的にハイハットが 2拍 4拍に鳴る非常にシンプルなパターンであるが、キックがときおり 16分音符の連打で入っている。このキックのアクセントの付け方が、非常にうまいのである。

そしてエンディングに続くわけだが、イントロと同じコード進行で 2拍3連のギターが入り、ポルトガル語のような意味不明な歌詞が、ボーカルをよりいっそう怪しい雰囲気にしている。そういえば、歌いだしの歌詞が "Here comes the sun king..."となっているが、これはジョージの曲のタイトル Here Comes The Sun へのオマージュなのか?

あくまで曲の印象を具体的に表現するための手段です。曲をランク付けする意図はありません。


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