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ビートルズ "For You Blue"、私が感じ取った曲の印象

ビートルズの楽曲ひとつひとつについて、私が感じたことをベースに、8項目の音楽的視点からポイント評価したコンテンツを公開しています。最後のアルバム LET IT BE から順に過去へさかのぼって、1曲づつ投稿しています。

第 11回目、今日の楽曲は...

アルバム LET IT BE B面 4曲目 "For You Blue"

サウンド:★★★
メロディ:★★
リズム :★☆
アレンジ:★★
第一印象:★☆
スルメ度:★★
独創性 :★★
演奏性 :★★★★

<★ ... 1点 ☆ ... 0.5点、5点満点、各項目の解説は最後にあり>

ジョージの作品で、12小節形式の典型的なシャッフル系ブルースである。サウンド面では珍しく、ジョンがスライド・ギターを弾いており、ジョージの甘い声とともにこの曲の特徴となっている。特に低い音からスライドしてくるコードや、ソロ・フレーズなど、ジョージの個性がよく浮きでている。

コード進行は単純なブルースで、D7, G7, A7 の3コードしか使っていない。演奏もシンプルでポールのベースは入っておらず、ピアノでバッキングを静かに弾いている。リンゴのドラムもスネア・ブラシのみで、なんとなく曲に合わせているといったノリである。

ここにきて、なぜこのようなシンプルかつ楽天的な曲を持ち出してきた理由は不明であるが、次の曲の Get Back 同様、初心に戻りたいという心境の表れだろうか。

あくまで曲の印象を具体的に表現するための手段です。曲をランク付けする意図はありません。


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