EFFより日本へ: Webサイトブロッキングを取り下げよ

(原文: EFF to Japan: Reject Website Blocking, by KATHARINE TRENDACOSTA, JULY 13, 2018)

著作権侵害の疑いに対処するためにWebサイトブロッキングを導入することは、紙で指を怪我しないように手を切り落とすようなものです。確かにもう指を怪我することはなくなりますが、それ以上に多大な犠牲を払うことになります。
もっとも最近Webサイトブロッキングの提案を検討している国は日本です。EFFは、Webサイトを遮断することは著作権侵害へのひどい解決策でしかないという理由を公開することで、意見の募集に応えます。

日本政府は、特にマンガに対する懸念を理由として、著作物の権利侵害に対し、特定のWebサイトを日本からアクセスできないようにするという提案に取り組み始めました。
同様の提案はすでに存在しています。最近では欧州連合(EU)の第13条がそれです。

日本の提案への回答として、EFFは、アーティストとその作品を保護するという当初述べられている目標に対してWebサイトのブロッキングは効果がないことを説明します。
第一に、ブロッキングは簡単に回避することができます。
第二に、それは多くの合法的な表現をもブロックしてしまいます。Webサイト全体をブロックすると、合法的なコンテンツと違法コンテンツは区別されず、両者を同様に罰してしまいます。政府によるブロッキングやフィルタリングは、国内外の表現の自由の原則にしばしば違反してしまうことが知られています[pdf]。

EFFはまた、潜在的にWebサイトのブロックを可能にしかねない米国の法律に対して行われた、インターネット技術者が主導する研究を公開しています。技術者たちは、Webサイトのブロッキングがネットワークエラーやセキュリティ問題を引き起こすと述べています。

多数の 調査に よれば、ネットでの権利侵害の問題に対する最良の対策は、簡単に利用でき、合法的な代替案を提供することです。この対策方法は、合法的な表現にペナルティを課してしまうというブロッキングの問題点を回避できる、という利点もあります。

簡潔にまとめます。
Webサイトのブロッキングは機能せず、表現の自由という権利を侵害し、そしてインターネットを破壊します。日本はこの道を踏み出すべきではなく、既存の調査が示す代替案を検討するべきです。

(原文のライセンスはEFF's Copyright Policy(CC-BY)の通りで、この翻訳も同様にCC-BYです。)

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takahashim

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