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やついフェスレポート2023/06/17

こないだのやついフェスのレポートです。私は、は2016年くらいからやついフェスを観に行っているのですが、ちゃんとレポートを書くのは初めてかもしれません。

(朝は、東京神保町のアートスクール「PARA」で授業があったので、いいタイミングで切り上げて、半蔵門線に乗って渋谷へ向かいました。リストバンド交換所であるLOFT9に向かいました。)

渋谷に着いたのが11:40。
11:30開演だったので焦って、道玄坂を男梅サワーを飲みながら小走りでgo、ドリンク代600円を支払って、リストバンドつけてもらって、O-EASTに行くと、木梨がすでに歌ってて、木梨が知らない曲を歌ってて、(うわー、出遅れたー!木梨ー!!)ってなったけど、木梨はタイムテーブル無視して、早めに登壇していたらしい。

MC、エレ片と木梨の絡みもあって、すごく面白かった。即興で「ガラガラヘビ〜」もやってくれたので爆上がり。そのまま「渋さ知らズ」にバトンタッチ。

「渋さ」は安定の爆発力で、安定のすごい世界観で。今年は「渋さ知らズ」のダンサーの和服の女性のケツの肉ばっかり見てしまった。というのも、昨年から仲良くさせてもらってる女性が、昔「渋さ知らズ」のWSか何かを受けて、それがすごく楽しかった、と言っていたから、そんな事もあって、「渋さ」の和服のダンサーのケツ肉ばっかり見た。

次は、七尾旅人+TAIHEI(賽)。個人的に、七尾旅人に対しては結構、色々な思いがわいたりしたけど。
最後「ローリンローリン」「サーカスナイト」演ってくれたので、うおお、ってなっちゃった。身体が反応しちゃう。反面、自分は、旅人さんの良いリスナーではないな、と気づいてしまった所はある。

2019年に観た時に、電気の「虹」をカバーして演ってたのがすごく良くって、良かった記憶があるんだけど、今年は、コロナ禍を挟んで新譜を出したこともあって、プロテストソングが多かった。

その後、LOFT9に行って、エレ方劇団を見ようと思ったら入場規制がかかっていたので見れなかった。諦めて「新しい学校のリーダーズ」を見にO-EASTへ。

幕間に、サツマカワRPGのネタを見た。「音楽フェスという事なので下ネタをやらせてもらいまーす。おなしゃっす」と言って「8人同時に手コキをする人」というネタをやっていた。(おもろい)

「新しい学校のリーダーズ」は、すごかった。MCほぼ無し。「オトナブルー」の前に、女学生の下ネタ的コントが入るだけ。(それも、とても完成度が高い)

もう、40分隙間なくギュッと詰め込んでいて、「天下とったるで」的な勢い、感じ。(誤解を恐れずにいえば、やついフェス出演者で、あんなに風を浴びているアーティストって珍しい気がする)

自分は「新しい学校」をサクセスストーリーとして見ている感がある。なので観客の反応とかも含めて見てしまうけど、会場がぎゅうぎゅうだったので内面の盛り上がりがあんまり可視化されないので、ちょっとどのくらい盛り上がってるのか、わかんなかったです。

ともあれ、「最終人類」もやってくれたし、「パイナップル・クリフトナイ」はリミックスまで演ってくれて最高…でした…。

その後、O-WESTに移動して「柴田聡子(BAND SET)」最前列ゲット!リュックサックを地面に置いて、ポールに寄りかかりながら、柴田さん拝む。

もう少しで泣きそうだったけど、泣けなかった。

自分は「どついたるねんの延長として柴田聡子が好き」という危ういファンなので、前列で「うおお」ってやっちゃうけど、「現在の柴田聡子の作家性を、そのまま食べたい」という気持ちも並存しているので、ライブで聞く「雑感」には改めて「やばいな」と思うものがあった。目の前で、あの声で演ってくれるだけでもう。。

とはいえ、「後悔」が流れたら跳びはねてしまうし、「ワンコロメーター」では手をぐわんぐわん降りまわしてしまうし。てんきゅーでした。

柴田さんがMCで「次のアーティストまでに30分くらい時間があるので、ここで踊ったりすればいいと思います。」と言っていたので、「片想い」のサウンドチェック聴きながら、踊り待ちした。

「片想い」は、実はあんまり思い入れが無いのですが、初めて見てすごい良かったです。

良かったけど、これを肯定してしまうと、自分を肯定してしまう気がして、恥ずかしい。でも、良い。みたいな、自分の頭の中でごちゃごちゃと自分にしかわからない運動が巻き起こって、でもいいんです!!

あと、片想いとはあんまり関係ないけど、客席に、ちょっと目をひくほどの美人がいて、周囲をキョロキョロしていたのが、すごく気になってしまいました。その人のスマホの画面には「つまりパンイチで絡むってことですか」って書いてあって「アレは一体なんだったんだ…?」という謎が落ちていました。

その後、スチャダラパーを見るために、O-EASTへ移動。幕間のお笑いコーナーで虹の黄昏を見た。
虹の黄昏は「DV男っぽいけど暴力を振るってこないところが好き」と言って、女役の人のマン汁が溢れ出て、部屋が洪水になって溺れる…というとんでもないネタをやっていて「これはスゲー面白いけど、これを肯定してしまうと自分を肯定してしまうことになるな…」という、片想いと同じ現象を浴びながら、その流れ?でスチャを観ました。

自分は、柴田聡子の時に、「リュックサックを床に置けば踊れる」というノウハウを身につけてしまった為(陣地を広くとる行為なので推奨できない)、最前列に行って、リュック床において、もうずっとアゲアゲな感じで踊っておりました。

年を重ねて厚かましくなってきたせいで、人からへんに見られたらどうしようという自我が減り、むしろオレを見ろ的な気分になり、アーと言えばアー、イェーと言えばイェーって感じで踊りまくってやりましたよ!

終演後、隣のお姉さんが「yeah」って言って、ハイタッチしてくれたのが嬉しかったです。yeah!

そのあと、ダウ90000を見て、ガーリックスパイシーを見て、O-EASTを抜けて、トリプルファイヤーを見にO-nextへ移動。

トリプルファイヤーは、構造しかないなと思いました。すごい。これが21世紀のロックバンドか、と。声を含めて、すべての楽器が気の利いたフレーズで出来ていて、めっちゃかっこよかった。

バンドにおけるボーカルって、ちょっと特権的な位置を持っていて、それはボーカルだけが言葉を扱えるので、言葉によって人の心を動かすことが出来るからだと思うのです。その次に強いのはギターで、ギターはエフェクターの種類も豊富だし、ソロが与えられたりする。

トリプルファイヤーはバンドという集団の中から、ボーカルと、ギターの地位を意識的に低くする(聴者の感情をあまり動かさない方向に振る)事によって、全てリズム隊のように聞こえるようにしているのではなかろうか。と考えたりしたけど、別にそんな理由はいらない気がするな。なんか良い感じのかっこいいバンドで、クールでした。

あんまり知ってる曲やってくれなかったけど、アンコールで「次やったら殴る」をやってくれてテンションぶち上がり。吉田さんがMCで「スムーズにやれば、サニーデイに間に合いますよ、、」と言っていたのが印象的でした。

O-EASTに行くと、サニーデイが「セツナ」をやっていた。とにかくギターソロが長い。(後日、友達に聞いたところ「セツナ」のギターソロは毎回長いらしい)「いつまで続けるんだ」みたいな。実存の際立ち方がやばかった。トリプルファイヤーの後に見たから尚更なのかも知れないが。

「サニーデイには、ロックンロールにベッドする実存があるんだなあ」と思ってしまったりしたけとま、最後に「青春狂騒曲」をやって、イェーイってなった。

最後のDJやついでtropicalをやり(恒例のやつ)あーなんか今年も良かったなあと思っていたら、フィナーレで号泣した今立さんが。曽我部さんに「どうしてあんな良い曲を作れるんですか…!!」って言ってたのがエモかった。あとジョニー大蔵大臣に手を振っていたら、(遠かったのに)振りかえしてくれて嬉しかった事は書き残しておく

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