備忘録:WiMAXで速度制限に引っかかった件

 なんか通信速度が遅いなと思ったら、WiMAXの速度制限に引っかかっていた。引っかからないように気をつけていたつもりだが引っかかっていた。調べてみたら、速度制限の条件を勘違いしていたようだ。なんたる失態。こんなことがないように、改めて整理しておく。

 私の持っているルーターは、ざっくりと「WiMAX回線」と「4G回線(LTE回線)」のどちらにも接続することができる。「WiMAX回線」は通信速度が早いのだが、カバーしているエリアが「4G回線」に比べて狭い(山間部とかは「WiMAX回線」だと使えないことが多い)。そのため、市部では「WiMAX回線」を使い、山間部では「4G回線」を使うという運用になる。

 料金プラン的に言うと、「WiMAX回線」を使う分には通信容量に制限はない。しかし「4G回線」には「1か月7GB」の上限がある。これを超えてしまうと、「WiMAX回線」も「4G回線」も、速度制限にかかる。ここは勘違いしやすいが、私がやらかしたのはここではなかった。

 ルーターの仕様として、「ハイスピード(WiMAX回線)」と「ハイスピードプラスエリア(WiMAX+4G)」の2つがある。ハイスピードはそのまんまで、WiMAX回線だけを使う。そのため、このモードを選択していれば、通信容量の制限はない。一方でハイスピードプラスエリアは、通常はWiMAX回線を使うのだが、WiMAX回線が使えないエリアに入ると、自動的に4G回線に切り替わる。頭いい。しかし「1か月7GB」の上限があるため、気をつけて使わなければならない。

 私がやらかしたのは、この2つの仕様と上限との関係を誤って理解したことである。私の理解では「まあ、ハイスピードプラスエリアにしておけば、自動的にWiMAXと4Gが切り替わるし、普段は市部にいるからWiMAX回線につながる。『4G回線』で7GBも使うことはないだろう」というもので、いつもハイスピードプラスエリアに設定していた。しかしこれが誤りである。通信速度の制限の条件は「4G回線で実際に7GBを使うこと」ではない。正確には「4G回線が使用できる状態で、WiMAX/4Gを問わず7GBを使うこと=ハイスピードプラスエリアを選択した状態で7GB」を使うことである。実際に使ったかで判断されるのではなく、使える状態にあったかで判断される。厳しい。

 仕様をよく読もうという話なのだが、なかなか厳しい世の中。また一つ賢くなったと思い、4月中の速度制限に耐える。

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