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毎日つみたて投資のススメ

ツイッターで下のようなキャンペーンをやっています。

私もファイナンシャルプランナーとして、投資の良さをより多くの人に理解してもらい、投資を始めてもらうために、下のようなツイートをしました。

ツイートの前半の投資の意義については、これまでも私の考えをここでお話してきました。

今回は、ツイートの後半でお薦めした、「毎日つみたて投資」についてお話ししたいと思います。

「投資信託を5つくらい選んで、それぞれに毎日100円ずつ積み立て投資をしましょう」

と薦めているのですが、私は少し前までこのような少額の「500円玉貯金」のやり方では、資産形成としも、投資としても、あまり効果がないのではと考えていましたが、興味半分で自分でやってみたところ、結構いいものではないかと思えてきました。以下にその理由について述べたいと思います。

少額だと始めやすく、でも塵も積もれば山となる

価格変動リスクのある投資信託を購入することは、始めは抵抗があるかもしれません。でも、毎日5銘柄に100円ずつで、計500円であれば、スタバでコーヒーを飲むのと変わらず、抵抗感が薄れるのではないでしょうか。そして、1日500円でも1ヵ月だとトータルで1万円程になります。毎月1万円の積み立て投資であれば、金額的に決して少なくはありません。また、もう少しできる方は、200円、300円と増やしても良いでしょう。

投資を毎日の習慣にできる

投資教育の世界で有名な岡本和久先生のお話を聞いた時に、「投資をすることを、毎日歯磨きをすることと同じような習慣にする」という言葉が印象に残っていました。毎日積み立て投資だと、投資が毎日の習慣になり、投資する上で重要な継続することが自然と身につくのではないでしょうか。

積み立ての投資の効果を早く実感できる

一定金額を定期的に購入する積み立て方法は、「ドルコスト平均法」と呼ばれ、時間分散効果があると言われています。つまり価格が上がった時には購入口数が少なくなり高値掴みを抑えることができ、逆に価格が下がった時には購入口数が増えるので、価格が上下に変動する場合には平均購入コストが抑えられ、利益が出やすくなります。購入頻度が毎日となれば、日々の価格変動に対して、ドルコスト平均法による積み立ての効果を体感でき、積み立て投資を継続していく自信に繋がるのではないでしょうか。

投資信託の運用方法の違いが分かる

100円ずつ5銘柄の積み立て投資を同時に始めると、その運用方法や運用成績の違いについて比較がしやすく、長期的に自分にあった投資信託を選ぶための役に立つと思います。ただ、あまり短期的な運用成績だけで投信の優劣を決めるのではなく、運用報告書や運用報告会で運用会社の投資哲学についても理解を深めることが重要です。

金融機関は毎日100円積み立てのサービス提供を

毎日積み立て投資は、これから投資を始めようとする方にとって有効ではないかと述べてきましたが、いざ実行しようとしても、毎日100円ずつ5銘柄の注文をすることはとても煩雑です。SBI証券や楽天証券など一部の証券会社では、毎日100円ずつ自動積み立てできるサービスを提供していますが、投資の裾野を広げるために、より多くの金融機関で同様のサービスが提供されるといいと思います。

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