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加藤鷹幸の評判・口コミは?名前が似ているので本読んでみた!

少し前、電車に乗っているときにこんな本を見つけた。
「サラリーマンは寝ながらお金を増やしなさい」
なんて挑戦的なタイトルなんだ。
コロナによって仕事に大打撃を受けた大勢いる一方で、投資の世界ではコロナによって一山当てた人が明らかに増えたように思える。

「私はコロナ渦でも稼ぎました!」と。声高々に叫べばそれは嫌でも注目も集まるというもの。SNSの界隈では特にそのような輩が目出つ。
この本の広告を電車で見かけたときは、まさにそのような、ある意味ポッと出の投資家がまだ出てきたかくらいに思っていた。

ただ、その著者の名前を見ると自分と酷似。変な親近感。笑

そんなきっかけで、早速買って読んでみた。電車広告で見た本を買ったのは何気にこれが初めて。笑

タイトルからして投資のノウハウ本だとおもったが、いわゆるサラリーマンの悲哀を地でいく人生を送られていた加藤氏が昔の自分に少し重なったので、せっかくなのでレビューしてみる。

ザ・サラリーマンの悲哀を地でいく姿に共感

書籍タイトル「サラリーマンは寝ながらお金を増やしなさい」

私は投資家といえるような大層な身分ではないけどお金稼ぎや投資には興味があるし、気になる本はこれまでも手にとってきた。そのうち大体に当てはあるパターンが、中身が終始「自慢話」になっているパターン。これ結構ある。

まあ確かに自分の経験談を語る必要があるのはわかるけど、それにしても自慢が目立つケースが多いのだ。
やれ高級車を買っただの、マンションを購入しただの、見ている側としてはこういうのは正直見飽きた。確かに夢を見れるのはいいことかもしれないけど、本当に聞きたいのはそこじゃない、みたいな。半分嫉妬も入ってるけどw

その点、この加藤氏に関してはサラリーマン時代の話が多かった。うだつの上がらないサラリーマン人生を地で行く様は自分とどこか重なって感じる部分もあった。確かにうまくいったあとのお決まりの話もあったけど、決してエリートとは言えないキャリアを歩んできた著者が少しずつ、でも確実に人生を逆転させていく様子が面白い。わかりやすいストーリーだからこそ頭にスッと入ってくる。一人の人間の半生を覗いた気分になった。

肝心の投資部分のノウハウはというと、聞いたことがあるような話も当然含まれていたけども、逆にいえばこういった話に馴染みがない読者にとっては丁寧に書かれているとも言えるのではと。
もちろん、中には目からウロコの話もあり(話すとネタバレになるので触れないけど)1つの参考事例を知るという意味では興味深い内容だった。

Amazonでランキング1位や各種書店で売上ランキング上位にランクイン

こういう「お金儲け」「投資」系の本はどうしても胡散臭いイメージがあるし、実際にそういう本も多いけど、この書籍には関しては結構売れてるようです。Amazonランキングで1位を取ったこともあるとか。

ただ、何にでも言えることだけどどんな情報にも流行り廃りや賞味期限があるものなので、本書の内容をそのまま実行したからといって、全員が加藤氏のようにお金持ちになれるか?というと実際にはそんなことはないはず。

プラモデルのように誰かの人生の型をそのまま真似したところで、もともと持っている資金や環境、タイミング、人脈など人それぞれ違うのだから異なる結果が出るのは当たり前。

そんな当たり前のことを理解してる人にとっては本書は良い意味での刺激になるし、行動を起こすためのきっかけにもなると感じた。

牙を抜かれたサラリーマンにはぜひ読んでほしい

なんとなく現状に不満がありつつも周りの環境(会社、妻、子供など)に流された加藤氏が一念発起して成功を手中に収めていくストーリーなので、漠然と今を生きている人に読んでほしい。正直、自分はこれを読んで大分モチベーションが湧きましたw

若い頃のギラギラ感や尖った自分を思い出す

衝動買いがきっかけでしたが、総合的には良い書籍だと思いました。
日々の仕事に追われ、時に不満を抱え、毎日何かをガマンをしているような(まさに私w)人間にとっては情報と刺激が必要です。

お金が無いことや日常生活に閉塞感があるのが当たり前になってしまうと、どうしても思考が年寄り臭くなり、視野も狭くなってしまっていきますが、若い時は無知ゆえの尖ったギラギラがありましたし、あの頃はなんだってデキると尖っていたなと思い出しました。でも良い意味でそういうギラギラ感って何歳になっていても精力的に生きるためには大事だよなーと思わされます。

サラリーマンとして漠然と生きていた著者が少しずつ変わって自分らしく生きていく姿を見て、読者である自分自身が普段いかに周りに流されているのかを再確認させてくれる。そして、何かすぐにでも一歩踏み出そうという、前向きな気持ちにさせてくれる内容です。

渇いた心にアドレナリンを注入してくれる本なので、定期的にこう言った本には触れていきたいですね。

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