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the Happy Reminder として 【166/200】

心の不調は、日照時間が長くなるにつれて、少しずつ改善していっているのだろう。

不幸であることで特別になろうとか、苦しさに存在証明を感じてしまうような気持ちは、過去の自分の経験からよくわかる。

自分を苦しめているものを、自分自身の問題と、外的要因と、客観的に切り分ける冷静さと知恵もつけてきたつもりだ。

自分にとって大切なものや人こそが、自分の心を柔らかく、鈍く、締め付けていくことも知ってる。

誰かのために、何かのために、自分の本当の欲求を少しずつ抑えて、時間と労力をかけていく。喜んでもらえることがうれしい。見せてくれる笑顔に満たされる。
そうやって僕は、少しずつ自分を裏切って時間を重ねてきた。その少しずつ、が、長い間積み重なって、取り戻せない大きさに育っていることに気がつき、誰かのための達成感と、自分のための喪失感と、板挟みになった僕は、どこにもいけない徒労感に押しつぶされてしまったのかもしれない。

誰のせいでもない。僕が選んできた道だ。
誰かにしてあげたわけじゃない。見返りが欲しいわけじゃない。
見返りなら、すでにもらっている。その時の笑顔に十分満足してきたはずだ。




どこにもいけない苦しみには、歌が寄り添ってくれる。音楽が救ってくれる。


2月のTEAM SHACHIツアー福島公演もThe Bargainsのワンマンショーも、昨日3/5の柴田ヒロキのワンマンライブも、どれもこれも、僕の心を癒してくれる素晴らしいライブだった。
歌を届ける人たちの声を、ライブハウスでダイレクトに受け止めること。これ以上に心を癒してくれる空間を、僕は知らない。
アイドルも、ロックバンドも、弾き語りも、形態は違えど、想いを歌に、音楽に乗せて目の前の観客に全力で届ける行為は、等しく尊いものだ。
ステージでパフォーマンスを続けることへの限りない憧れとリスペクト。僕は歌いたい。何も考えずにステージで全身で歌を歌いたい。


3/4にリリースされたSansの1st EPも本当に素晴らしい作品で、音楽に対する憧れと創作意欲をこの上なく刺激してくれた。

彼らは所属していた大学のバンドサークルの後輩で、代が少し離れていることもあり、直接コミュニケーションをとる機会があまり持てなかった。それでも、彼らの音楽に対する姿勢や才能については耳に入っていたし、明らかな自分とのレベルの違いにリスペクトどころか嫉妬すらしていた(彼らだけでなく、彼らの代に代表される後輩たちの素晴らしい才能すべてに)。
今、このタイミングでSansというバンドで活動を開始してくれたことに、心から感謝したい。彼らの音楽を愉しみながら、彼らの音楽から学びながら、僕も自分らしい音楽を創っていきたい。




僕は、音楽に憧れ続けている。


僕自身の声で歌を乗せ、目の前の人たちに届けたい。
心を癒し、心を躍らせる音楽を創り上げ、誰かの日常の中で、誰かの笑顔を呼び起こしたい。
それこそが、the Happy Reminder の存在価値だ。


改めて、歌を届けること、音楽を創ることに、力を注ぎたいと思う。


目の前に迫ったスリーマンライブ「Voices」


共演のsoma latte と佐々木耕介の歌を目の前で聴けることが、楽しみでしかたない。

彼らと一緒にステージに立って歌うことは、僕にとって大きなチャレンジだ。

僕自身が「嫉妬する歌声」と並んで歌うこと。

歌声だけじゃない。僕は彼らの楽曲にも、嫉妬している。

それでも、今は、彼らに負けないだけのパフォーマンスを見せられる自信がある。

理由はないけど、自信はある。

僕の歌声には価値がある。

僕の楽曲には価値がある。

それだけを信じて、3/13、素晴らしいシンガーたちと、素晴らしいライブを届ける。

the Happy Reminder として。


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■ ヤマカワタカヒロのWork

<音楽活動>

■ 最新Single「タッチ&ラン」配信中


■ 弾き語りスリーマンライブ〜Voices〜
・日時:2022年3月13日(日) Open:17:30 Start:18:00
・会場:下北沢LOFT
・入場料:2,500円(1drink付)
・出演:Soma Latte/佐々木耕介/ヤマカワタカヒロ


<社会活動>

〜すべての子どもたちへ「安心できる居場所」と「生きる力」を〜特定非営利活動法人HUG for ALL

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