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陽はまたのぼりくりかえす 【005/200】

2019年も早1か月が終わりましたね。
日本の暦は4月〜3月の年度の考え方が強いから、1〜3月はいつも、なんだかふわふわした気持ちで過ぎていきます。年度の終わりでもあり、新年の始まりでもあり。おわりとはじまり。メビウスの輪。


児童養護施設出身の若者たちを支援するクラウドファウンディングの返礼の手紙と、ゆずりは工房のジャムが届きました。がんばっている若者たちと、それを支援をする大人たちの想いのこもった素敵な贈り物です。「御礼の品なんていらないのに」と思いつつも、想いのこもった贈り物をいただくと、もっと応援したい気持ちが素直に湧いてきます。恩送りと恩返しの繰り返し。メビウスの輪。



さて今週は、厄年の1か月を無事に過ごせたことへの御礼と、長男の受験の合格祈願に、神社にお参りに行ってきました。写真は、神社の近くの歩道。鳥さんたちが寒くないように誰かが服を着せてあげていて、ほっこりしました。


生来僕は静かなところが好きで、寺社に限らず、自分に向き合うために定期的に訪れる場所があります。今週は特に、静かに自分に向き合い、改めて今年、どんな活動をしていくかを考える時間を意識的に持ちました。そして、ひとつ踏み出しました。

日比谷野音に向けてのロードマップを発表した2017年10月14日のワンマンで「ファンのみんなと一緒に相談しながら活動していきたい」と「野音会(やまちゃんと日比谷野音を実現させる会)」を発足させること宣言しました。手始めにFacebookページのコミュニティとしてつくったものの、その後、あまりうまくみんなに相談したり、一緒に活動を考えることができていませんでした。同時に発表した1stアルバムの制作、マンスリーライブ(7月からマンスリーワンマンに格上げ)に自分自身がいっぱいになってしまって、一人でがんばることに必死になっていたので、何を誰にどう相談していいか、考える余裕もなかったのが正直なところで。

もう一つ。本音はビビっていました。

みんな忙しいだろうし、どこまで僕の相談に乗ってくれるだろうか。コミュニティに投稿すること自体、通知がたくさんきてうざいと思われないだろうか。みたいなことを、不安に思っている自分がいました。
でもそれって本当は、みんなのことを気遣っているフリをして、僕の活動についてどこまで興味を持ってくれているか、どこまで力を貸してくれるか、応援してくれるみんなのことを信じきれていない自分の問題だと、自分の弱さに向き合って、ようやく素直になれたような気がします。

今週、力になって欲しい人たちに野音会への招待を積極的に送り始めました。そして、野音会のみんなに、たくさん思っていることを投げかけました。ライブのこと、PVをつくりたいこと、CDの有効活用方法、親を頼れない若者たちやその支援者たちを音楽活動を通じてどう支援するか、など。思いついて、考えて、答えが出せていないことを遠慮せずみんなに投げかけるようにしました。そうしたら、自分が思っていることと近いこと、自分がまったく考えついていないこと、みんながたくさん意見やアイデアをくれました。

自分を信じること。自分を応援してくれている人のことを信じること。
簡単なようで、簡単じゃない。できるときもあるけど、できなくなるときもある。
迷いながら、向き合いながら、勇気を振り絞って踏み出して、うまくいったら一緒に喜んで、うまくいかなかったら自分を責めずに慰めて、そうやって繰り返して、自信を少しずつ育てていけたらいいな。

陽はまたのぼりくりかえす。メビウスの輪のように。

そんな風に思います。


noteを読んでくださりありがとうございます。 歌を聴いてくださる皆様のおかげで、ヤマカワタカヒロは歌い続けることができています。 いつも本当にありがとうございます。