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オトナの読書感想文 〜第5回〜

藤森慎吾 著 PRIDERESS

同世代・同学年として
彼に共感したことがとても多かった。

彼と価値観が近いと素直に思ったせいか、語彙も難しくないせいか、スルスルと違和感なく、読み進めることができた。

それはきっと彼と私は似ているところが多くって、「お調子者」だからなのかもしれない。けど、どっか真面目

楽観的に見られ、器用に生きていそうにも見えながらも、等身大の自分自身を認め、「吹っ切れた」のは最近なんだろうなと思う。

読み進めていくうちに、真面目さ故に、自分自身が勝手に作り上げた、

「かくあるべき」という能力を周囲との差分を気にして、その差分に苦しんできたんだろうなと感じた。

私も一緒である。

そうでなく、自分自身が考える「かくあるべき」という理想や他人との差分を追い求めるではなく、自分自身の人生を

「これが俺なんだ」

と認め、受け入れられた生き方に変わった瞬間に、スッキリと道がひらけて自分の人生を受け入れられるんだろうなと思う。

最近、とても思うのだが、やっぱりどんなに人を羨んだり、妬んだりしても、そんなにそれ自体に価値はないんだろうなと考える。

きっと、それって自分への無い物ねだりだったり、コンプレックスだったり、ただの欲求不満だったり。

もしかしたらそれって、人によっては自分自身を動かす原動力にもなるかもしれないけど、ちょっと俯瞰した目で見ると、

結構、非生産的な時間で無駄なんだろうと。。。

それよりも、

自分自身の「強み」や「良さ」って何か?

をどんどん深掘りしていくほうがいい。

周囲が私に求めるもの、価値ってそこに凝縮されている。

人生は、他人との差分を埋めることではない

藤森氏は、頂いた仕事は断らないと言っていた。きっと自分自身のニーズや社会的価値は他人が決めるものが往々にしてあって。

その周囲の期待に応え続ける、というのも一つの生き方ではないか?

どっか、私も

「あっちゃん、かっこいい〜〜!!」

と、どこかキレキレであっちゃん(中田敦彦氏)みたいな、クリエイティブで、革命的な人間に私も憧れていたのかもしれないな。苦笑

そして、その方がイケてるんじゃね?という一種の思い込みかもしれない。

けど、それはやはり能力を持ち合わせないコンプレックスや、羨望なんだろう。

素直にそれを認める生き方にしたい。

著書の内容に戻ろう。

彼の言ってたことで、共感できるポイントがあった。

それは、

穏やかに生きたい

という願望である。

それは、競争したくないとか、頑張りたくないとか、そういうことではなく、自分の心を安定させて生きたいという願望。

決して「闘う」という生き方だけが全てではないんだ。

私ももうすぐ40歳。

これからの人生、

「勝てる生き方 ≒ 負けない生き方」

もいいのかもしれない、と感じた。

自分の得意とする領域を軸にしつつ、いろんなフィールド・環境を変えながらチャレンジし、楽しんでいる藤森氏の姿勢に共感を持った。

だから私も、色んなもんにこれからも興味・関心をたくさん抱いて、節操ない生き方をこれからも継続していこうと思う。笑

これからも、いろんなものに「つまみ食い」しながらどんどん吸収していこうと思う。

「かっこ悪くたっていいじゃない!」

それが、俺の生きる道。

けど、俺のそんな姿をみて「かっこいい〜!!」と思ってくれた人が一人でもいたらそれはそれで嬉しいんだけどな。笑

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