たばこを嗜む習慣がないので、ただの印象です。

コンビニのレジ後ろに、ズラッと並んでいるのを眺めていたんですけどね。ふと思ったのは、ふた昔前に比べると、その種類が格段に増えているのでは？ってこと。見たことがないものもあれば、従来品と同じような名前の同じようなパッケージなのに、「SP」とか「V spec」とか「RR-R」とか「DOHC 16 valve TURBO」とか「Royal Saloon Ultra Deluxe G」とか、色々な仕様違いがあって、なんとなくにぎやか。

とはいえ、喫煙者の肩身は狭くなる一方で、たぶん喫煙率も下がる一方。もはや大ヒットは望めない産業ゆえ、とりあえず新しい商品を世に出して、今いる愛煙家の「お、とりあえず試してみっか」という意識をコツコツくすぐって需要を維持する。そんな防戦の戦略でしょうか。

ただ、ビールなんかと違い、たばこを好む人ってあんまり他の銘柄に手を広げないイメージなのだけど、どうなんだろう。

特に調べたり、考察する気はないので、オチはないです。

斜陽なのにタイトル数だけをどんどん増やし、作り手の体力と能力を削ぎ落し続けている雑誌業界に似てるなぁ、と思ったレジ待ちのひと時でした。でも、「無煙たばこ」とか「電気加熱式たばこ」とか「電子たばこ」なんていう新スタイルを生み出してあがいているこっちの業界の方が、前のめりな気概があっていいよね。