見出し画像

#477 年貢

『数々の浮名を流した俳優○○もついに年貢の納め時か』みたいなネット記事を目にした。年貢を納める。この慣用句がいつから使われているのかは知らないけれど、こうした話題の締めとしては、あまりに条件反射的で使い古され過ぎ。……と思ったものの、年貢制度が廃止されてからまだ150年しか経っていない。なので、比喩表現としてはまだ若い部類かも。

とはいえ、エビデンスをクリティカルにアサインした上でブレストし、なにかにつけてコモディティ化を推進するニューノーマルなデジタルソリューション時代に、年貢もねぇ。

結婚に「観念する」という意味合いを含ませるのもどうかと思うし、書いたのはおっさん記者だろうけど、今後は急速に死語化が進むことでしょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?