A Day In The Life セルフライナーノーツ

 僕はたぶん今まで誰かのために曲を書いたことはない。じゃあ自分のために書いているのかと言われたら別にそんなつもりもさらさらないのだけれど、もしかしたら無意識にどこかで自分のために曲を書いてきたのかもしれない。そんな僕が初めて誰かのために書いた曲がこの A Day In The Life という曲である。

 去年の活動再開後、とある先輩の結婚式で披露するために曲を書くことになったのだが、その始まりはもう少し前の日の事。先輩から結婚の話を聞いた僕は嬉しさ余って「ぜひ僕に曲をプレゼントさせてください」と得意げに宣言をし、帰りの電車の中では先輩と初めて飲みに行った日の事を思い出しながらすでにもう曲のタイトルを決めていた。と、ここまでは順調だったのだが、ここから僕は制作の沼にはまり込み、いくつものボツ曲を経て形になったのは結婚式の直前ギリギリ。数回のリハーサルを経て A Day In The Life という曲は完成した。

 この曲はビートルズの曲をきっかけに意気投合してそのままバンドを始めることになった、とある2 人のバンドマンとその花嫁の物語を書いた曲で、この時の弾き語りを元にバンドアレンジをしたものが今回のシングルとなっている。

 曲を書き上げた時の喜びと充実感、初めて先輩に披露した時の緊張と期待、式当日の高揚と多幸感、初めてバンドで鳴らした時のエモさと余韻、ライブで演奏した時の無敵感と熱量。どれも特別強く残っている。そんな僕にとってとても思い入れのある曲が、たくさんの人の力を借りてこうしてリリースできる事は本当に嬉しく、幸せだ。こんなことはやっぱりバンドじゃなくちゃできないし、いろいろあるけどやっぱりバンドって最高だ。

 A Day In The Life という曲に携わってくれた全ての人に心からの感謝を。そして人生の大切な節目の日にこんな僕に曲を書く機会を与えてくれた先輩夫妻にも大きな感謝と花束を。

 そう、とある日のバンドはまだまだ続いている。

 ハレルヤ、レイディ。
 ハレルヤ、ジェノメン。

                           
2018 年11 月
your gold, my pink 小塚宇紘  

〈追記〉
今日2019年1月9日、your gold, my pink のデジタルシングル A Day In The Life がリリースされた。

この曲は僕にとってちょっと特別な曲であり、それを伝えるべきかどうか、伝えるならどうやって伝えようか等いろいろ悩んだあげく、楽曲が完成した直後に、この曲に対する気持ちや背景みたいなものをセルフライナーノーツという形にして書かせてもらった。

いつも曲ができてレコーディングも完パケした後でも、ここをもっとこうすれば良かったのではとか、歌詞もうちょっと追い込めたのではとかアレやコレやと考えは止まず、客観的に聴けるようになるのに時間がかかってしまうのだけれど、この A Day In The Life に関しては、ほんと良い曲ができたなと、ただただそう思う。少しでもたくさんの人に届いたらいいなと願っています。

そして少しでもなにか引っかかってもらえたのなら、ライブを観に来てほしい。1月25日金曜日、20時から新宿 Nine Spices にてワンマンライブをします。A Day In The Life もデカい音で鳴らします。待ってます。

上のライナーでも書いたけれど、こうやってリリースを迎えるまでに、ほんっっっとうにたくさんの人の力と優しさを借りまくってリリースする事ができました。ありがとうございました。your gold, my pink は幸せです。 Apple Music と Spotify に楽曲が上がったのを見た時、思っていた以上になんだかグッと来てしまった。この気持ちを忘れずにいよう。

この曲がもっともっと広がっていきますように。

A Day In The Life

ア デイ イン ザ ライフっていうビートルズの曲を知ってるかい?
サージェント ペパーズってレコードに入ってる最後の曲さ
見知らぬ土地でその曲にやられた2人は巡り巡り
バンドを組んで
誰も知らない曲を歌いだした
A day in the life

バンドはビートルズみたいにはなりはしなかったんだけれど
まあまあ悪くなかったよ、なんだかとても良かったぜ
小さな街の小さなライブハウス
バンドは大きな音を鳴らす
客足まばらな30分のステージ
気分はロックスター ライク ア ビートルズ

とある日のライブショウの
ドアを開けた1 人のレディ
彼女の目はとても繊細で
とっても優しかったんだ

Life goes on
Hallelujah, Lady
Hallelujah, Gentleman

とある日が繋いだ今日の
ドアを開けた1 人のレディ
彼女の目はとても繊細で
とっても優しかったんだ

Life goes on
Hallelujah, Lady
Hallelujah, Gentleman

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

22

takahiro kozuka

作詞 / 作曲 / 編曲 / your gold, my pink Gt & Vo

#音楽 記事まとめ

楽曲のレビューやおすすめのミュージシャン、音楽業界の考察など、音楽にまつわる記事をまとめていきます。
1つ のマガジンに含まれています
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。