2021年、ヨーヨーを教えて見えてきたこと

三村峻央です

すごく端的に自己紹介をすると、1997年のハイパーヨーヨーブームで虜になった子供がヨーヨーをしたくて田舎から上京して縁あって2010年ハイパーヨーヨーリバイバルブーム時にバンダイ公式ヨーヨーデモンストレーターを務めました。2017年からサラリーマンの休日を使いボランティアでヨーヨー教室を始めて2021年でその活動が5年目を迎えました。

今もニッチな業界であろうこのヨーヨーを、一種のスポーツ・文化として捉えて普及させたくヨーヨー教室活動を行なっています。

1997年〜2021年の間でいろんな角度からヨーヨーを見てきて、教えて普及させる立場で関わる期間が長くなってきて段々と見えてきたことがあります。

数十年のブームを繰り返してきたけど世間のほぼ大多数にはまだヨーヨーの基本的な遊び方は認知されておらず、「記憶に残っているが昔ちょっと遊んだよね」程度にしか残っていないんです。地域の草野球レベルでヨーヨーの遊び方から教えてくれる人がもっといたら良いなと思い日々教えています。

あくまで自身の実経験からくる感想程度なのでこれが正しいのかは不明ですが…

小さいお子さんが知ってる知識は水風船ヨーヨーくらいなので教えるととても新鮮な気持ちで遊ぶんですね。しかしその親御さんも「昔遊んだ記憶がある」けどとても新鮮な感覚で遊んで頂けるんですね。とても嬉しい反面昔の記憶で止まってたのかと一瞬気持ちが沈みますが、今のヨーヨーを少しだけ説明して理解を得られた時は承認欲求も満たされるので結果満足しています。

そこから1個買ってみようと動いた方は多く見てきたのですがそこから先に進んでみようと思う人には滅多には会いません。そりゃそうだと思うのですが、そう思ってしまうとそこで終わってしまうのでここは普及させたい側として考えていきたいところです。こう思っていたのが2019年までで、2020年からは少し考えが変わってきました。

それがこの動画です​

ハイパーヨーヨー世代の今の大人が大勢まだヨーヨーを始めたんですね。そして偶然か、2020年からヨーヨーを教える場で親御さんがハイパーヨーヨー世代という方にも多く出会うようになりました。これまで出会った大多数の大人はヨーヨーの上げ下げができるほどの認知でしたがハイパーヨーヨー世代の方々は技を知っています。

「約20年ぶりにヨーヨーに触れたよー」と言う方が「ブランコ」「ループザループ」「ブレインツイスター」「ムーンサルト」等の技を繰り出す姿を見るとその都度驚きが過ぎて、かなり気持ちが高ぶってしまいます。「昔遊んだことがある」その基準がハイパーヨーヨーの記憶に格上げされたのかなと思うと歳を重ねてきて良かったとも感じます。

それにしてもなんでこれほど自身がヨーヨーに魅せられてしまったのか…

これもこの数年間考え続けておりそれも思うところが出てきたので、それはまたの機会に文章にしてみます。

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