自転車補助輪

「わかった」と「実際にやってみる」は、全く違う

マーケティング研修をやっていて実感するのは、「マーケティングの実践」と「自転車に乗る」のが、とても似ているということ。
 
講演でお話しすると、意外と多いのがこんな反応です。
「言われてみれば当たり前のことですよね。知っていることもあったし。(…こんなの楽勝ですよ)」
 
そして実際にワークショップをはじめてみると、多くの場合、こんな反応に変わります。
「あれ?ぜんぜんできない」
 
理解することと、実際にやることは、まったく違うのです。
 
「自転車に乗るには、自転車にまたがり、身体でバランスを取り、ペダルをこぐ。ハンドルで方向を取ってください」と口頭で説明されると、なんだか乗れそうな気になります。
 
しかし現実には、それだけでは自転車には乗れません。実際に補助輪をつけて自転車に乗り慣れ、補助輪を外してバランスの取り方を憶え、空中に足を浮かせて自走する、という段階を経て、乗れるようになります。
 
マーケティングの実践もまったく同じです。
頭で理解するだけでは、出来ないのです。
実際にやってみることです。
 
マーケティングの世界には、様々なフレームワークがあります。
「実際に自転車に乗ってみる」ことに相当するのが、この「フレームワークに沿って考えてみる」こと。
 
フレームワークを与えられ、実例を見せられ、それを自分の仕事に当てはめてみても、最初はなかなか考えることができません。
 
しかし自分なりに考えて、試行錯誤をしながらやってみると、徐々に考えられるようになります。
 
座学で学んだだけでは、マーケティングは使いこなせないのです。
自分の仕事で、試行錯誤を繰り返すことで、徐々に身体が憶えていくものなのです。
 
ところで自転車は一度乗れるようになると、身体が憶えていてその後は忘れなくなります。
 
マーケティングも同じです。一度使えるようになれば、その後も使えるようになります。それは自分の武器になるのです。
 
↓詳しくは
https://takahisanagai.com/20190820

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