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プロ入りと教員免許取得。コンサドーレ札幌内定の筑波大MF高嶺朋樹が入学時に立てた2つの目標と、これからの道。

5月18日、味の素スタジアムではJ1第12節・FC東京VSコンサドーレ札幌の試合が行われていた。24,772人もの観客が詰めかけ、大きな歓声を送っている中、味の素スタジアムと道を挟んで隣にあるAGFフィールドでは、関東大学サッカーリーグの筑波大VS中央大が行われていた。

「隣でコンサの試合があることはもちろん知っていました。本当に悔しかったですよ。出来ることなら、あっち側にいたかったですけど、それは現実を受け止めてやろうと思っていました」。

こう語ったのは筑波大のMF高嶺朋樹。筑波大でナンバー10を背負い、ボランチとしてチームの攻守の要を担っている彼は、すでに来季のコンサドーレ入りが内定しており、かつ小学4年生からコンサドーレの下部組織でプレーし続けた、生粋なコンサドーレ産の選手だ。

コンサドーレU-18からトップ昇格することが出来ず、関東大学リーグの雄である筑波大に進学。4年後のプロ入りを目指し、それを古巣への帰還という形で結実させていた。

「1個上に進藤(亮祐)君、1個下に菅(大輝)がいて、今や2人がバリバリのスタメンで、本当に凄いなと思う。菅なんかは元々FWだったのにウィングバックでやっていて、適応能力が高いなと思った。まだまだ自分は遅れていると感じますね」。

隣の味スタではコンサドーレU-18で一緒にプレーした先輩後輩がレギュラーとしてプレーしている。一方で自分は観客が500人も満たない中でプレーをしている。

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