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ポーランドの地で経験した『今までになかったようなボールタッチ』。山田康太が味わった些細な勝負の分岐点。

何気ないシーンだった。しかし、そのシーンは山田康太にとって、一生忘れられないシーンになった。

「今までなかったようなボールタッチをしてしまった」――。

U-20W杯ラウンド16のU-20韓国代表戦。0−0で迎えた84分、日本は韓国に痛恨の決勝弾を許し、0−1の敗戦を喫し、この瞬間に大会を去ることになった。

「失点に直結しているわけではないですが、『あれがなかったら…』と思うと、自分の責任でもあると思う」。

『今までになかったようなボールタッチ』は、この失点の直前にあった。

時間をゴールシーンの数秒前に巻き戻す-。

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