読書感想文『教養としての哲学』
平成が今日で終わりますね。ただ仕事柄,日付の感覚が無く「月が変わる」という認識の方が大きかったりします。
ただ,今回の退位についていろいろと議論すべき点がある「生涯在位のありかた」,「皇位継承のこと」などむしろそちらの方に興味があったりします。今後,政府内で議論されることもあるそうなので注目したいと思っています。
さて,そんな平成最後の日に読書感想文を書いてみました。
というのもGW直前に胃腸炎になり,予定をキャンセルしたためストックしてあった本を読んでおります。
ということで,今回は『世界のエリートが学んでいる教養としての哲学』(PHP出版)の感想を。
一言で言うと「久しぶりの高校倫理楽しかった!」という感想です。
ソクラテス,プラトン,アリストテレス,ルソー,デカルト,ニーチェ,ベンサム,フロイト,レヴィストロース,ロールズ…
僕が高校の倫理で出てきた人が出てきて,復習感覚で読めました。これがツール1。
2からは筆者の方が,それぞれの哲学の考え方,言葉,哲学者の人となりをビジネスにどう活かすか?という視点で書いています。
全体を通して,広く浅くという印象で雑談のネタにはちょうど良いと思います。また,ちょっと哲学(倫理)が苦手だったけどもう一回チャレンジしてみようかな?という方にはいい書籍だと思います。
先人の哲学者たちが遺した名言,理論などをわかりやすく噛み砕いて説明して頂いてます。
あとは宗教の部分にも触れていましたね。キリスト教の2つ宗派について,イスラム教,ユダヤ教,仏教。
あとは西田幾多郎などの日本思想も触れていました。
終始ビジネスという視点が垣間見えるのですが,社会人を2年ちょっと経験している身からすると「ホントに?」という思うところもあったので,参考程度かなと思っています。
ただ,哲学の入門の入門書としては良い本だと思います。
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