菊花賞を勝つためのポジション=外から捲り切る馬を狙え

この連載でも何度か述べてきたように、競馬のレースには勝つためのポジションがある。競馬は強い馬が勝つわけではなく、勝った馬が強いわけでもなく、勝つためのポジションを走った馬が勝つのだ。なぜ勝つためのポジションを走った馬が勝つのかというと、コースの構造上の理由もあれば、馬場の状態やそのレースにおけるペースや問われる資質の違いによることもある。またそれらの要素が複合的に組み合わさり、勝つためのポジションが決まることもある。そのポジションをめがけて各馬が殺到するため、枠順や脚質が合わなければ、そもそも勝つためのポジションを走るチャンスすらないという馬もいる。

勝つためのポジションを見極めるためには様々な方法があるが、最も簡単なそれは、過去のレースにおける勝ち馬の走ったポジションを見るということだ。たとえば、今週行われる菊花賞の過去10年間のレースにおいて、勝ち馬が走ったポジションをつぶさに観察してみると次のようになる。

2006年 ソングオブウインド
スタートで立ち遅れ、道中はほぼ最後方を進み、ラスト800mぐらいの地点から徐々に外をまくって追い上げ、最終コーナーでは先行集団を射程圏内に入れて、直線で差し切った。
→パターンA

2007年 アサクサキングス
道中は行きたがる数頭の馬たちを前に置き、自身は2番手集団の先頭に立ち、外目を回しながら追走、ラスト800m地点から動き、直線に向くときにはほぼ先頭に立って抜け出した。
→パターンB

2009年 スリーロールス
馬群に包まれながらも内ラチ沿いを追走し、道中は折り合いがつき、最後の直線では内から抜け出し、後方から差してきた馬を凌ぎ切った。
→パターンC

誌面の関係もあり、全てのレースを記載することはできないため、大まかにパターン分けをしてみると次のようになる。

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菊花賞を勝つためのポジション=外から捲り切る馬を狙え

治郎丸敬之

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治郎丸敬之

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