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分散を大きくするための3つのルール+1

前回の連載にて、馬券の買い方について書いた。競馬の賭けにおいて大数の法則を避けて通ることができない以上、私たちが賭けた金額に対し、潜在的に20~30%のマイナスが生じる。しかし、あくまでも潜在的であり、自動的に確実に回収率が70~80%になるわけではない。私たちが少しでも長く競馬を楽しんでいくためには、大数の法則を逆手に取りつつ、潜在的なマイナスの表出を少しでも抑えることが必要なのである。

そのためには、「分散」という概念について今回は知ってもらいたい。「分散」とは、分かりやすく言うと、結果のばらつきのことである。試行回数が多くなればなるほど、結果のばらつきは小さくなり、理論上の期待値に収束していく。逆に試行回数が少なければ、それだけ分散は大きくなり、期待値どおりの結果は出にくくなる。この考え方のもと、まずはより早く、確実に負ける馬券の買い方から紹介すると、

1 賭ける回数を多くする

2 賭ける金額を一定にする

3 一度に何点も賭ける

となる。このような賭け方をすると、分散が小さくなり、大数の法則に飲み込まれ、回収率が70~80%の世界へ突入してしまう。そうではなく私たちは、右のような馬券の買い方とはまるで逆の、分散を大きくするような、以下3つのポイントを押さえた賭け方をしなければならない。

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