勝ち切れない馬が勝つのはどのようなときか

勝ち切れない馬がいる。能力は高くても、あと一歩のところで勝利を逃してしまう馬。どのレースでも安定して力を発揮するが、なぜかいつも自分の前に1頭か2頭がいる馬。昔でいえば、ナイスネイチャやロイスアンドロイスのように3着を繰り返す馬もいれば、ステイゴールドのように2着でフィニッシュしたレースが12回もある馬もいる。次こそ勝つのではないかという期待と、それでもまた惜しいところで負けてしまうという詰めの甘さと憎めなさが相まって、つい応援したくなってしまうため勝ち切れない馬にはファンが多い。

勝ち切れない馬に共通しているのは、どのような相手関係であっても勝ち切れないということ。たとえば、強いメンバーが集うG1レースで3着する実力を持っているにもかかわらず、自分よりも格下の馬たちと走る非重賞のオープン戦でも同じように3着と敗れてしまう。なぜ敗れてしまうのか不思議になってしまうほど勝ち切れないのは、勝ち運に見放されているからではなく、勝ち切れない馬それぞれに特有の内的要因があることが多い。たとえばステイゴールドは、内に持たれてまともに追えない(走らない)という気性的な問題を抱えていたのは有名な話である。

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治郎丸敬之

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治郎丸敬之

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