エチオピア日記1

先日noteでフォロワー数13,551人(※2019年4月22日現在)を誇るプロスポーツレビュアーの西原雄一さんからtwitterでこんなリプライを頂きました。


またある方から「髙木君が置かれている状況は特異だけど、言語化することで価値が出るんだよ」と言われたのと相まって、自分で無理やり発信の場、言語化の場を作るべきかなと。というのも、神野大地の取材対応を聞いていても、各媒体さんから同じ内容のことを聞かれると「言葉が磨かれていっている」気がしていたので、非常に納得感がありました。とはいえ、いきなり「人の為になる内容」とか「多くの人が興味を惹く内容」を書こうとすると、筆も進まないもので、とりあえず「他者に読まれる」ことは意識しつつも、自分の日記感覚で「日常」や「感じていること」「考えていること」等を「言語化」していこうと思います。

そんな自分はいま、前述の神野と最初のnoteで紹介した川崎友輝と一緒に、人生初のエチオピアに合宿に来ていて、2週間が経ちました。以下内容は、「エチオピア合宿」の日常やそこで感じていることなので、陸上、マラソンをやっている方、興味のある方以外には、興味の薄い内容となっていることを予めご了承ください。

そもそも何故エチオピアに来ているのか。理由はシンプルで「エチオピアがケニアと並ぶマラソン大国」だから。詳細は割愛しますが、三浦知良選手が15歳でブラジルへ渡ったことや、小平奈緒選手がオランダへ渡った理由と似たようなものかもしれませんし、サッカーや野球で欧州や米国等の本場を目指す選手の心境にも近いものを、神野が持っていたことがきっかけです。

初めての環境は、どこでも多少なりとも不便、ストレスを感じるものだと思いますけど、停電、お湯出ない(たまに水も)、ネット環境無し、おまけに胃腸の調子も崩す等、初ケニア以上に色々と苦戦しておりました。

但し人間どこでも慣れるものでして、過去に2度、ケニアでの生活を経験していることも大きいかもしれませんが、生活の仕方も掴めてきました。シャワーの勢いがしょぼくても、ネットが弱くても、無いものが手に入ると、素直に喜びを感じられるものです。夜7時~10時くらいはネットが繋がらなくなる謎の現象は解決したいですが...汗

肝心のトレーニング環境は、標高2700m超の宿(友人の家)に滞在し、同じ標高の8km超のオフロードコース(というか草原)、全天候型トラック、ジム、プール等をメインに、車で移動可能な範囲に標高約3000mの超高地、標高2000m前後に比較的走りやすいフラットコースもあって充実していると言えます。

標高2700mというと、日本で言えば富士山7合目付近と同じ標高。標高2300mのケニア/イテンでは時より走りたくなっていた自分ですが、ここでは初日に走った時のきつさがトラウマになって、以降は走りたくなりません…そんな中、元気に?トレーニングを積んでいる2人には少しだけ感服です。

同じエリアでは、エチオピア人選手は勿論、モーファラーやゼーンロバートソン等世界中のトップランナーがトレーニングを積んでいます。幸いに彼らと頻繁にコミュニケーションを取る機会を頂戴していて、何故この場所を選んでいるか等々を直接聞ける贅沢な環境です。因みに今月28日に行われるロンドンマラソン直前のモーファラーが滞在中の宿も私達と同じエリアにあって(というか徒歩1分の場所)たまに停電しているようです。

不便な中でも、標高含めたトレーニング環境など、この地を選択する理由は色々とあるようです。その他練習メニューや競技への向き合い方等色々と勉強させてもらってはいますが、「重要なのはハードなトレーニングを積み重ねること」というシンプルな言葉が、個人的に彼等と話していて最も響きました。最先端の科学や知識を軽視しているわけではなくて、原点を忘れないようにすることが大切と。

ちょっと話逸れるし、個人的な感覚ですけど、ケニア、エチオピアで会った超トップクラスのアスリートは「性格いい人」ばかり。少なくとも第一印象は。アスリートは「一匹狼でもいい」「尖っているべき」(正しい表現かわからない)という意見も聞いたりしますし、ある種それは正しいのかもしれないけれど、彼等と接するなかで「寛容さ」とか「優しさ」も突き抜けるための重要な要素なんじゃないかなと。積み重ねてきた実績や経験、築いてきた地位による自信や余裕から後天的に得たものかもしれないけれど、彼等からすると得体の知れない「アジア人」に対してもフレンドリーに接してくれるし、むしろ色々とアドバイスくれたり気遣いしてくれるところからそんなことを感じています。

但し、スポーツの世界は実力の世界でもあります。持ちタイムもそうですし、練習に参加させてもらうなら最後までつく、もしくは良い走りをすることで、彼らからの印象や接し方も変わると感じることは多々。彼らは全員プロランナーで、自分の生活だけではなく、家族や親戚を養うために走っている選手ばかり。実力と本気度、をみせることで彼等との心理的距離も縮められるのではないかと感じています(僕は走りません)。勿論、語学もできるにこしたことはありません(海外来ると毎度感じることです....)。

それとこの2週間に起きた「ある出来事」から、礼儀、わきまえ、人情、等は日本だけではなく世界中どこででも、本当に大事なことだなと思わされています。挨拶や御礼をきちんとするということは大前提ですし、相手を尊敬して接することが出来なければ、良い人間関係は構築できないし、信頼も築けないし、逆にすぐに崩れることがあること、を改めて感じさせられました。日本人は比較的弱いと耳にする、「自己主張」をすることは大事だと思いますが、「わがまま」や「身勝手」さと履き違えてはいけないなと。逆に自分の中での当たり前がこちらでは凄く好感を持って受け止めてもらえることもあります。これは、トレーニング等でも共通のことが言えると思うのですが、「こっちでは皆そう」とか、「結果を出している人がやっている」という理由で良し悪しの判断をするのではなく、自分の判断基準で物事を決めることが重要だなと感じています。

話は戻りますが、トレーニングは、質も量も相当にハード。2時間4分台、3分台…を狙う選手がどのようなトレーニングをしているかも知ることができています。実際に参加させてもらうと、選手も指導者も今までテレビで観て感じていた時以上に彼等との実力の差を感じることになるかもしれませんが、「知らないと追いかけることもできない」とも思うので、ケニア/エチオピアを合宿地として選ぶことにはそうしたメリットもあると思います。

自分はケニアとエチオピア、オランダしか海外合宿は行ったことがなくて、逆に日本ではメジャー(だと思われる)米国やオセアニア地域、アジア等の合宿地には行ったことがありません。なので比較してものを言うことはできないのですが、日本ではあまりメジャーではない地域にも強くなるために必要な環境があると感じているので、その情報発信をしてみようと思ったのと、もし興味がある方は是非、と伝えたい次第です。

そして、前職(銀行員)を辞めて一ヵ月も経たない昨夏にケニアに行って何とかトレーニングが出来て、今冬はケニアでもっと快適にトレーニングと生活ができたと思ったら、今度はエチオピアにこれているも、合宿をアレンジしてくれている柳田さん(twitter:@ricky_0613)のお陰です。トレーニング地、宿泊先は勿論、生活の仕方、現地選手の紹介まで、色々とお世話になっています。

とりあえず、今回の日記?はここで終了とします。書いてみて、日記ではなく何かテーマを選んで書くべきかなと思ったり、読む人はどんな情報に興味あるのかな、と考えたりしていますが、どうするのかはわかりません。今後も定期的にか、たまにかはわかりませんが、「言葉を磨き」「言語化をする」能力を鍛える為に、noteを書き続けたいと思います。

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高木聖也

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