Open Team Building : 09 デュアルキャリア

 これまで Open Team Building で公開してきたチームフィロソフィーを確認・共有したり、新たな学び・気づきを得るために、週末の練習の午前中は、チームミーティングを実施しています。

 時にはゲーム、時にはアクティビティ、時には話し合い、時には選手によるプレゼンも。バスケットボールのシステムや、参考映像の共有をすることも勿論ありますが、それだけではなく人としての魅力や一般教養、あわよくばビジネススキルにも繋がるような工夫をできればと考えています。

 先日は選手と #これからの公開練習 について意見交換をしたあとに、少し時間を作って #デュアルキャリア について話をしました。 #これからの公開練習  も今後チームとして取り組む内容なのでぜひ紹介をしたいのですが、その前に #デュアルキャリア を考えることの重要性、というか今それを培うプログラムが考えられていることを共有しました。

 個人的にSCSC(スポーツキャリアサポートコンソーシアム)というものに参加しています。先日開催された総会にZOOMにて参加し、今年度の取り組みについて学びました。詳しくは正式なリリース等があると思うので割愛しますが、現役選手が新しいキャリアを形成する、そのきっかけになるのではと考えています。

 SCSC(スポーツキャリアサポートコンソーシアム)については、もともとはスポーツ庁のSNS(Twitter)にて、このコンソーシアムが紹介され、ぜひ参加してみたいと申し込んだのがきっかけです。その流れでデュアルキャリ教育プログラムファシリテーター養成講座も受講しました。

 ファシリテーター・・・中立的な立場から活動の支援を行うようにする。 例えば会議を行う場合、ファシリテーターは議事進行やセッティングなどを担当するが、会議中に自分の意見を述べたり自ら意思決定をすることはない。つまりは講習会を進行しつつ、参加者から活発な意見・発言が出るように促す役割です。

 ファシリテーターですから、専門家ではないので、僕自身もデュアルキャリア教育の資料を学びながら、見返しながらの進行にはなります。ただとても貴重な学びとなりました。

 なぜ受講する気になったかというと、3つ理由があります。

 1つは、自分自身が歩んできたキャリア、引退などを振り返り、アスリートの社会的な弱さを実感したから。より早く、こういった言葉を知っていれば良かったという思いもありますし、もっと多くのアスリートが知り、活動の幅を広げてほしいなと思います。

 2つめは、湘南サンズというチームを選手時代に立ち上げ、チーム(法人組織)の運営というデュアルキャリアをスタートさせた経験があったため。バスケという枠組みからは抜け出してはいませんが、チームの運営や試合の解説など、ある意味デュアルキャリアを実践している経験を活かせないかと考えていました。

 3つめは、子供たち、選手に何かを伝える時に、自分の経験談で終わらずに、いまスポーツ界がどういった方向に進もうとしているのかを知り、それに沿いたいと考えたため。スポーツ庁が携わっており、その方針を知ることはとても重要と考えました。自分の経験を伝えることはできますが、せっかくなら独りよがりの狭い知識に陥らずに、しっかりと正しいものを伝えたいと考えました。

 話は逸れますが3つめに関しててはコーチライセンス取得のきっかけも同様です。自分の技術・経験を伝えることはできるが、日本のバスケ会の方針やコーチングを知ることで、より正しい内容を子供たちに伝えられると考え受講しました。

 確かD級だったと記憶しています。その受講会で縁が生まれて、U-12エンデバープログラムのお手伝いをさせてもらったことは貴重な経験となりました。様々なアンテナを張って行動してみることの重要性も感じる機会となりました。

 話は戻りますが、アンテナで言えばスポーツ庁のTwitter アカウントをフォローしていなければ、その情報も得られずに受講の機会もなかったでしょうから、どこにきっかけが落ちているかはわらかないものです。アンテナ、大事です。個人的にはまだまだ足りないとも思っています。

 そんなデュアルキャリア。いまSNSで話題となっています。B1琉球ゴールデンキングス所属牧選手のnote にとても素晴らしいことが書かれています。

 ぜひこういった選手が実践をしていって欲しいですし、発信をして多くのアスリートにデュアルキャリアという考え方が認知され、幅広い活動につながればと思います。ぜひ、上記牧選手のnote ご覧ください。

 東京エクセレンスの選手にも読んでもらおう。
宿題として。もう読んでるか。さすがに。
読んでいて欲しい。笑

  #これからの公開練習 もお楽しみに。

 

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