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あなた、本当は何がやりたいのですか?

そう聞かれたことありますか?

僕はありません。

けれども、自分自身、本当は何がやりたいのか、わからなくなるときがあります。その時は、その問い自体を忘れるか、自分自身に対して、その問いをしてみると良いでしょう。

何故なら、走り始めたは良いが、行き着いたところが、自分が行きたかった場所で無かったら、きっと後悔しますよね。その間違いが繰り返されると、人は、走ることができなくなります。

さらに間違いを繰り返すと、人は、行きたかった場所を忘れてしまいます。

でも、走ること自体が好きな人も居ます。人は、運動場のトラックを何周もして、気持ちいい汗をかくことに幸せを感じることもできます。

それは、価値判断の基準の違いです。その点で、僕は、目標に向かって走ることが好きです。

では、僕の目標は何なのか。それが、最初の問いです。僕は、本当はなにがしたいのか。

たまにわからなくなるので、たまに、自分自身に対して、その問いを立ててみます。

その時々で、それは違うこともありますが、だいたい一緒です。僕は、僕を育ててくれた文化を大切にして、あわよくば発展させたいと思っています。

こと、この田川という場所において、最悪の言い方をすると、文化の枯れかけたこの田川という場所において、僕を育ててくれたほんの少しだけど文化的な濃い空気を大切にして、あわよくば、その空気をもっと大きくしたいと考えています。

ただでさえ薄い、この地域で、もし、この空気が無くなってしまったら、僕はとてもとても嫌です。そんな場所に居たくないし、子どもたちも、こんな場所で育てたくないです。

一般論など関係なく、僕はこう思っています。心が豊かになれないから、みんなこの場所を離れていくのだと。

仕事がないから、だとか、稼げないから、だとか、もうそんなことを言う時代ではないと思います。みんな心が豊かになれないから、この場所に帰って来れないのです。

僕にとって、心を豊かにしてくれるのは、文化的なものと、それに関わる人達との交流です。

田川は、タイガー立石や、井上陽水、安部慎一など、素晴らしい芸術家が生まれた地であります。

にもかかわらず、ちょっとどうかと思う、というのが、僕の個人的な心の声です。ずっとそう思い続けています。

いいかねPaletteができたことで、できる前よりも、僕は心豊かに暮らしていけているような気がします。

しかし、全体で見ると、決してそんなことはなく、やはり文化的に終わっている場所だと思います。

やりたいことをやる。目標に向かって、全速力で向かっていく。そんな風に生きていこうと思います。



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