「地域の顔をつなげる」ということ

かなり前の話だ。ひょんなことから、地域の人たちにプレゼンをすることになった。大学2年のプレゼンテーション論以来の発表に心臓が高鳴るばかりだったが、自分なりのそこそこできたのではないかと思う。せっかくなので、共有したい。

プレゼンをしたのは、2019年2月16日、平塚100人カイギ vol.3でのことだ。平塚100人カイギの前に、そもそも「100人カイギ」とは、今密かに広がりを見せつつあるイベントの一つだ。2016年に港区で始まり、首都圏からじわじわと全国に拡散をしている。中でも「平塚100人カイギ」は、全国的にも4番か5番目で、他地域と比べて「地域愛」がふんだんに盛り込まれているのが特徴と言える。もちろん「平塚100人カイギ」については、2018年12月に取材済みだから、よかったら読んでみてほしい。リンクだけ貼っておく

このスクープ?記事に嫉妬したのか、ほか日刊紙は軒並みスルーしてしまったのが残念でならない。ある種のマッチングイベントのように表向きには見えるが、ところがどっこい、とりわけ平塚においては、今後のまちづくりにおける化学反応の元素同士のぶつかり合いが、この空間内で起きていたのだ。

話を本題に戻すと、こうした取材をした関係や、実行委員長で世界を守るヒーローとなることを本気で目指している田中純矢さんに勧められるままに、私の「平塚100人カイギ」の登壇が決まった。

とりあえず、こんな感じ。

伝えたかったのは、私たちは「まちの顔」をつくる、仕事をしており、生活と言論の公共空間を一致させることで、「まちづくりとはなんぞや」についいて考えるきっかけを提供している、ということ。そして何より、その「まちの顔」になるには高いハードルがあるわけでなく、自身の住む地域を知り、そこでより良く生きていくためにどうすれば良いかを考え、行動する「Citizen」となれば、いいんでねぇか?ということです

終盤には、社会を「政治システム」「経済システム」「地域などの社会システム」に分割し、その地域社会システムが、政治・経済システムによる「植民地化」が起きることで機能不全に陥っていることを語ろうとしましたが、ここら辺は時間がなくて割愛しました。

普段の取材の中で、自身の行動原理を語ることができてよかったな。こういう仕事ならば、またやりたいと思うし、この考えを間接的にでも知ってもらうために、今日も街中を取材して周りたいです。