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たかこ先生のレッスン徒然日記vol.28 『初めての海外2』

町田市でピアノを教えています田中貴子です。いつもお読みくださってありがとうございます。
珍しくポンポン更新してます。

『はじめての海外旅行2』~笑えるほど事件が続く。。

今では考えられませんが、当時の飛行機というのは機内禁煙ではなく、煙モクモクの中、一応禁煙席のスペースはあるものの全く意味のない空間でした。
そんな機内からサンフランシスコに降りたった時の爽快さは、単に外国の空気に触れたということだけでなく、煙草の臭いが充満している密室から解放されたこともありました。

本来の目的地はマサチューセッツでサンフランシスコは観光というより経由で1泊休む感じでした。
白を基調にした素敵なお庭の美しいホテルでした。
そこで第一の事件勃発。

割り当てられた部屋に行くと荷物がない。
確かに空港に降り立った時にはあってバスに乗り込む時にも詰め込んだのに、まさかのホテルでのロスバゲ。。
ホテル内スタッフが一部屋ずつ確認。
一巡目では見つからず、半泣き状態。
手持ちの荷物には一泊分の下着しか入っておらず、パジャマも部屋着もスーツケースの中。
煙草にいぶされた髪の毛や身体を早く風呂で洗い流したいのに、それも出来ず。

1時間後、全く関係ない別のお客様の部屋に運ばれていたことが判明。
無事に荷物は戻ってきましたが、親が側にいなく、一人で対処しなければいけない大変さに1日目にしてギブアップしそうでした。

それでもなんとか気を取り直し、美味しい食事をいただき、部屋に戻った時に第二の事件が勃発しました。。

私が泊まった部屋は2部屋が内扉で往き来出来るタイプの部屋で、隣は師匠と一年下の幼なじみの少年の部屋でした。
共に海外に行くのは初めて。
出掛ける前に海外での注意を様々受けてきていました。
特に部屋の戸締まり、貴重品の扱いなどは耳だこになるほど言い聞かされていました。

少年はまず自分の部屋のドアの鍵を締め(当時オートロックなどない)、ドアにチェーンをかけました。
部屋が1階だったことがあり、さらに自分の部屋の庭に通じる窓の戸締まりもしっかりし、
鍵を部屋においたまま、
内扉から自分の部屋側にある鍵をかけながら、私の部屋に入り、私の部屋から外に出ました。完璧な密室を作って外に出たのです。

ホテルのお部屋、こんなイメージです

食事を終わって部屋に戻った時に、彼は初めて自分の部屋に入れない事態になってることに気が付きました。
私の部屋には入れても、内扉は完全ロックされてます。
スペアキーを借りて廊下から鍵を開けても、チェーンがかけられてるので入れず、庭に廻ってベランダからも無理。

ピアノの師匠は私のスーツケース事件の直後に起こったこの事態に、頭を抱えることになります。
ホテルスタッフを呼んできましたが、チェーンがかけられてるのでどうしても入れない。
ホテルのスタッフさんたち皆一様に
「OH!NO!What's happened ?!」状態(笑)

結局どうしたか。
お相撲さんかと思うような巨体の男性スタッフが2人やってきて、ドアに体当たりしてチェーン壊しました。。
たかこ先生、目の前のドア破壊劇場にひえー!!!でした(笑)

これが海外一日目、アメリカ入国してから僅か数時間のうちに起こった出来事。
小学生2人を引率してる師匠の心中いかばかりかです。

もう心身ともにヘトヘトで、その晩は正体不明に眠りこけました。
飛行機で眠れなかったので、時差ぼけ関係なくサンフランシスコで眠れたことはラッキーでした。
「時差ぼけないじゃん」
小学生たかこ先生は(楽勝👍)とばかりスヤスヤと眠りにつきました。
それが甘い考えだったと気が付いたのはもう少し後。
アメリカはたかこ先生が想像する以上にデカかったのです。。

お読みくださってありがとうございます。
マイペースで更新していきます。
気長にお待ちくださいませ。



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