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住宅ローンは終わったけどね

336回の満月を見ながら毎月払い続けた住宅ローンが今年3月にやっと終わりました。

他人のローン返済なんて何の興味もないと思いますが、人生の中で28年間も続けたものなんか幾つも無いので本人としては感無量です。

連れ合いとの共同購入ですが我々は中年再再婚同士で子無しフリーランス😅やばっ

例のバブル崩壊後に東京極郊外に小さな中古の庭付き一戸建てを購入したのですが私も連れ合いも個人事業主だったので支払い計画は出たとこ勝負のような危うさを含んだ船出でした。

案の定、船出直後に連れ合いが交通事故に遭ったり、中盤で私が心不全や乳がんになったりしながらも、そこは怪しくも逞ましくヨタヨタと毎月支払いを続けてきましたよ。

金額は毎月12万円ほどで家賃並みといったところなのですが支払い総額は四千万円を超えた金額でした。
いやはや良く頑張りました😄

しかしだ、支払いを終えてホッとしたところでハッと気が付くとヒッとなる事実を思い知ったのです。

我が家は古い!少なくとも買った時よりも28年分古くなっているのだ。

屋根も柱も土台も水回りも私も世界も宇宙も28年分年を取っているのだ。

そして、まるで家の神様がいるのではないかと思うくらいにこの住宅ローン完済のタイミングで設備や家電が容赦なく壊れ始めました。

今年になって壊れたもののご報告

・トイレの水槽の自動給水機能が急死

・風呂釜はかつての情熱を失ったようにまったく点火せず

・給湯器はマンネリの末の夫婦みたいに冷え込み

・冷蔵庫はクールを忘れて暖かい空気を好み

・洗濯機は仕事を休みがち🌀

ご想像の如く、これらの解決にはえらい出費が必要なので、またまた新たなローン暮らしかも知れませんね🥲
いい年して貯金わずかですので。

でもこの現象、ちょっと考えると、かの有名なガウディによるサグラダファミリアに似ては居ないか?と思うのです。

私が現地に行った30年ほど前は、この建物の完成まで200年掛かると言われていて完成時には老朽化した部分の改修が必要になるだろう、と言われていました。

この天才による建築物には永遠に人手が関わり続ける宿命であり、それがこの芸術作品を完全なものにするのだー!との説がありました(私の近辺で😅)

で、私の極郊外の庭付き中古一戸建てもそんな感じかと思った訳です、すんません。

でもね、家や設備は古くなって壊れたり役に立たないものになるかも知れませんが庭の草花は今年も楽しそうに咲いていてなかなか良いものです。
ま、家は焦らずコツコツと直しながら行きましょう。
明日は菜の花の種をあちこちに蒔いて来春を待ちましょう。
住宅ローンは終わったけれど良くも悪くも時は続いて、蒔いた種の花は咲くべき時に咲くのです。

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