見出し画像

インターネットのアカウント

インターネットのサービス利用にあたり、多くの場合は、アカウントというものが必要になります。

アカウントとは、インターネットサービスの会員証のようなもので、基本的に一つのサービスには、一つのアカウントが必要となります(同じ会社が提供するサービス同士であれば、同じアカウントが利用できる場合もあります)。

多くのサービスにおいて、アカウントの作成は無料で行うことができます。そのサービスを使いたい場合は、アカウントの作成を行うと良いでしょう(アカウントを作成する作業のことを、「サインアップ」や「ユーザー登録」と呼ぶこともあります)。

アカウントは、多くの場合、利用者名(アルファベットと数字のみの組み合わせか、メールアドレスを名前として利用する場合が多いです)とパスワードの組み合わせからなります。このアカウントをインターネットのサービスに提示することで、どのパソコンからでも、スマートフォンからでも、同じサービスを同じように受けることが可能になります(このとき、アカウントをサービスに提示する作業を、「サインイン」や「ログイン」と呼ぶこともあります)。

ショッピングサイトなら買い物履歴や配送情報、カレンダーなどの情報登録サービスなら入力した情報そのものは、ほぼ全てインターネットサービスの会社で保存されています。そのため、いつもと違うパソコンでも、スマートフォンでも、常に同じ情報を扱うことができます。

インターネットサービスのアカウント利用時の注意点

インターネットサービスのアカウントを利用するときには、いくつか注意点があります。

まずは、アカウントの個数。サービスによって厳密に個数が定められている場合もありますが、多くの場合、一つのサービスのアカウントは一人いくつでも持つことができます。
ただし、よほどの理由がない限りは一つのサービスには常に同じアカウントを使うことをお勧めします。というのも、別のアカウントを作ってしまうと、そのアカウントでは前のアカウントの情報を見ることができず、インターネットサービスのメリットを十分に扱えなくなってしまうからです。
どのアカウントを普段使っているのか、わかりにくくなるという問題もあるため、理由がなければアカウントは一つのものを使うようにしましょう。

また、アカウントのパスワードは、サービスごとに使える文字の種類が違いますが、なるべく長く、他人に推測されにくい物にする必要があります。
パスワードは、銀行口座などでいう暗証番号のようなものですが、銀行口座と違って、キャッシュカードなどのような形あるものがありません。また、銀行口座の暗証番号は数回間違えると銀行でロックがかかりますが、インターネットサービスにはそれがないことが多いため、悪意を持った人が何度もパスワードを入力することができます。結果、アカウントが他人に使われてしまうことがあるからです。
アカウントには、なるべく長めのパスワードを設定するようにしましょう。

パソコン・スマートフォン初心者に関わるみなさまへ

インターネットのアカウントについては、パソコンやスマートフォンの相談の中で最も多い相談です。たとえばGoogleアカウントがあるかどうかと聞いて、インターネットバンキングのアカウント情報を提示されるなど、アカウント=それ自体が汎用的な何か だと思ってしまっている例や、アカウント同士の区別がついていない例が非常に多いです。

このような区別がついていない状態だと、以降全ての操作が食い違ってきます。このようなところでの誤解は、なるべくクリアにしてから先に進めるようにするのが良いでしょう。

また、ありがちなのが、「使うパソコンごとに別のアカウントを作成してしまう」ケース。特に共同作業をする人がパソコンごとに別のGoogleアカウントをとっていたりすると、連絡がつかなくなったり、情報共有がうまくいかなくなったりと、多くの点で話を進めづらくなります。そのため、「理由がない限りアカウントは一つ。そのアカウントを複数のパソコンで共有する」ということは、しっかりと覚えてもらうと良いと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?