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支援者と被支援者

いわゆる支援者という仕事をやっています。
なので、僕が関わる人たちは基本的に何かしら問題・困難を抱えている人になります。

支援者と被支援者の間にある壁

問題・困難があって、それを自分たちだけで解決できないので、専門機関に相談に来ます。ですので我々専門家はその内容を聞いてアドバイスをすることになります。
しかし、それが「問題を持っている人」と「問題を解決してあげる人」という分断を生んでいる気がします。
もっと言うと、「問題を持っているかわいそうでできない人」と「問題を解決してあげる支援する力のある人」に分かれてしまうと思うのです。

被支援者は、自分をどう思うか

困っている人の問題を解決する仕事としては、もちろんしっかりとして支援をしないといけません。しかし、対象者を「かわいそうな人」と思った瞬間に、相手が自分自身のことをどう思うかも変わっていきそうな気がします。つまり、「自分はいろいろできない、足りてなくて、支援を受けないといけないダメな人間なんだ」と。
「支援」のあり方や考え方にもよるのですが、対象者を「自助できない人」として扱うのは、僕はちょっと違うと思っています。
支援の究極の形は「その人が自分自身に価値と自信を感じられて、自分を大切にできるような状態にすること」ではないでしょうか。

自立を助けたい

我々の仕事は、その人の生活を支えることですが、その支援のもっと奥には「自分で自分の暮らしを支えることができる」という目標があります。
全てではなくて良いので、自分にプライドを持って生きていけるようなお手伝いができればなと思っています。

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