本質が分かれば方法はアレンジできる

そろそろ夏休み、学校では教員研修の季節です。

具体的な対応策へのニーズ

僕の勤務校でもそうなのですが、研修では具体的にどうすれば良いかということをよく聞かれます。もちろん分かりやすい方法があった方がいいし、僕も分かる範囲でお伝えするのですが、でも全ての方法が全ての子に使える訳ではありません。

二種類の対応策

なんでもそうだと思うのですが、何かをするに当たって大きく分けて二つの方法があると考えています。
➀状況に合わせて対応策をあてはめてみる
②本質に合わせて方法をアレンジする

➀は簡単です。目の前にある道具をまず使ってみる、という方法です(例えば「」のような)。こちらは迅速に対応できるし、その結果によってまた次の方法を考えるなり、あるいは②の本質を考える材料にしても良い。

②はどうでしょうか。本質が分かれば、方法は状況に応じて考えることができます。具体的な道具がいま手元になくても、「何をどうすればいいか」が分かっていれば、方法を考えることができます。すると、より場面に応じた解決策を導けたり、あるいは手元に道具がない場合でも落ち着いて対処ができます。
こちらの方が『解決』に近いように思います。

両方を併用する

➀がダメだという訳ではありません。さっとその場で対応方法を試すことができるので即時性が高いし、そうやって対応している間に本質を考えることができます。
例えば子育てだと、とりあえずなだめて泣き止ませつつ、なんで泣いているのかを考える時間を作る、ということもできます。
全てにおいて本質から考える時間、余裕、充分な情報があれば良いですが、そういう訳にもいかないことはよくあります。

ただ、具体的な方法ばかりを考えているとついつい本質を忘れがちになります。おりにふれて「なんでこうなってるんだっけ」「何を解決しようと思ってたんだっけ」ということを振り返ってみるのは、問題解決において有効です。
常に本質を考え続けること、大事です。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

6

三木 崇弘

フリーランス児童精神科医/ クリニック・学校・児相・児童養護施設・保健所などに勤務。ちょっと困った子どもたちがいるいろんな現場を見ています。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。