サービスの終わり

初代スプラのオンラインサービスが4/9に終わるらしい。

今のご時世、オンラインサービスが終わるってのは何も珍しい話ではない。
ソシャゲなんて最悪半年でサ終するものもあるしね。
スプラはそういう泡沫ゲームとは違い、間違いなく日本のゲームカテゴリに大きな影響を与えた名作中の名作。
さらにハードが前世代のWiiU。
発売から9年、任天堂のスプラの扱いの大切さがよく分かる。
もしかしたらスプラの続編が発売されても初代をWiiUで遊び続ける人も一定数いたのかもしれない。

オンラインゲームは、オンラインサービスの終了はそのままゲームの終了を意味する。
古のネトゲと同じ。
インターネット老人であるところの自分も、多くのネトゲとお別れしてきた。
オンゲが当然となった今とは違い昔は限られたタイトルしかなかったし、そこでは独特のコミュニティが形成されていた。
オンラインサービスの終了はそのままコミュニティの消失を意味する。
LINEもTwitterもInstagramもDiscordもない時代、mixi、MSNメッセンジャー、LimeChat、それらのツールを使って希薄な人間関係を繋いで他のネトゲへと移住していった。

もしかしたらSwitchに慣れない、もしくはSwitchが買えなくてWiiUの初代スプラしか遊べない人達も居るのかもしれない。
そういう人達は初代スプラのサ終はフレンドの消失を意味する。
何らかの手段でオンラインで繋がっていたとしても、もう2度とスプラで一緒に遊ぶことはできない。

いつかは訪れるサービス終了という世界の終わり。
今はSNSが大量にあるけれど、万が一そのデータが唐突に消失してしまった場合オンラインに頼り切ってしまったユーザーの喪失感は凄まじいものだろう。
人は孤独で生きるには向かない生物だ。
遊び仲間や趣味仲間、愚痴仲間、いろんな仲間と直接顔を合わせてオンライン以外での関係もある程度は持っておきたい。
自分の人生というサービスが終了するその時まで付き合ってくれる仲間が1人でもいてくれたら、それはとても幸せなことなんだろうなぁ。

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