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終戦の日に思う 令和の時代に無くさなければならないもの

きょう8月15日は74回目の終戦の日です。元号が新しい令和になって初めての終戦の日。亡くなられた多くの戦没者の方々の御冥福をお祈りします。あまりにも多くの尊い犠牲の上に今の平和な日本があります。

「ながら日経」でも木曜パーソナリティの渡辺あやかさんが終わりのあいさつで、戦争を体験された祖母のお話しをされていました。

先人が残してくれた多くの教訓から学び、平和を紡ぎ成功・繁栄へとつなげていかなければなりません。

インパール作戦

戦時中の日本軍の作戦のうち、最も無謀だったと指摘されるのが「インパール作戦」です。兵站を軽視した杜撰な作戦により、多数の死傷者を出して大敗北を喫しました。無謀な作戦の代名詞として現代でもしばしば引用されています。

このNHKの番組に圧倒されました。

今の企業社会に、無謀な作戦は残っていないか


合理的ではない思考や情実に基づく意思決定、忖度……。その結果生じる勝ち目のない(全く意味のない)仕事に貴重な社員の労力と資金を投入していませんか。

そう思ったのは先日、友人たちと飲んだ時の話からです。お酒がすすむにつれ、みんな饒舌になりました。
「会社で開くイベントやセミナーの集客が悪く、見栄えをよくするため社員のサクラ出席が求められた」
「内容が悪いからお客さんが来ないのに、修正することなく、無駄なPRを続けている」
「売れ残った商品を買わされる。結果的に数字は上げ底され、事業は継続⇒また売れ残る……。悪循環が終わらない」
「そもそも商品が悪いから売れないのだ」

13日にはこんなニュースもありました。

役職者を含むコロプラの従業員2人が自社のアプリのセールスランキングを上位に持って行くため、取引先へ課金を依頼し、取引先が実際に課金をしていた問題です。

いまも黙々と行軍を続けている職場はあるようです。昭和は遠くなり、平成も終わって今は令和です。それでも、かつての日本軍のような問題があちこちにみられます。

大事なのは失敗から学ぶこと

「失敗の本質」(中公文庫)はインパール作戦を含む日本軍の失敗から何を学ぶかを解説しています。

失敗の本質より
「日本軍の戦略策定は一定の原理や論理に基づくというよりは、多分に情緒や空気が支配する傾向がなきにしもあらずであった」

本のカバーに「破綻する組織の特徴」が書かれています

破綻する組織の特徴
・トップからの指示があいまい
・大きな声は論理に勝る
・データの解析がおそろしくご都合主義
・「新しいか」よりも「前例があるか」が重要
・大きなプロジェクトほど責任者がいなくなる

もう令和の時代です。歴史の教訓に学んで、こんなのは無くしませんか。

根っこが変わらなければ意味がない

平成元年(1990年)に世界時価総額ランキングの上位50社中、日本企業は32社も入っていました。それが今ではトヨタ自動車1社だけです。

世界は圧倒的な力を持つGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)が席巻しています。日本でも彼らにならって組織改革をすすめる企業が増えています。ですが、組織建てや経営ノウハウだけ真似しても根っこにある本質が変わらなければ、世界でとうてい勝ち目はないのでは。

こちらも非常に参考になる投稿でした。

14日、15付の日経朝刊「経済教室」





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村野孝直(BSテレ東「日経モーニングプラス 値段の方程式」)

「値段のプロ」。BSテレ東「日経モーニングプラス」(7時5分~)毎週木曜「値段の方程式」でコメンテーター。「次の日経を考えるチーム」 《趣味》スポーツ観戦、アイドル 《今年の自慢》 麺類を食べなかった日がない  《活動エリア》いたるところ
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