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「eスポーツプレーヤーの対戦・協力を支援」 学生ベンチャーが資金調達

19歳の学生起業家が経営するeスポーツベンチャーが第三者割当増資で資金調達しました。eスポーツプレイヤー向けのWebサービス「e-mode」を開発するCrosshare(クロスシェア、東京・港)が19日、ベンチャーキャピタル2社から、スタートアップのなかでも事業開発段階を指す「シードラウンド」での資金調達を実施しました。調達額は公開していませんが、日本の場合は数百万円~数千万円規模までが一般的です。eスポーツビジネスのすそ野の広がりを象徴する事例となりそうです。

引き受け先のVCはNOWとインキュベイトファンド。クロスシェアは今回の調達で開発・運営体制を一層強化し、4月頃に正式リリース予定のウェブサービス「e-mode(イーモード)」の開発を進めます。
e-modeはeスポーツ業界のプレイヤー同士をつなぐためのウェブサービス。たとえは大会種目のゲームタイトルをプレイする人々が一緒に楽しむ仲間を見つけるためのサービスです。ライトなユーザー層が気軽に使えるサービスを目指しています。採用タイトルは対戦型のバトルロイヤルゲームFortnite(フォートナイト)など。

クロスシェアはeスポーツ業界の発展を後押しするためのインフラ構築を目的として設立しました。eスポーツ業界で中心の年齢層である10代後半の役員2人がサービス設計しています。代表取締役CEOの荒木稜介さん(慶応大学生、19歳)は「eスポーツ産業を支える一般ユーザーの間で気軽に誰かと対戦したり協力したりする機会が増えれば、自然と国内のプロシーンのレベルは高まると考えています。e-modeを通じて日本のゲーマーが世界レベルへとステップアップする仕組みを作りたい」と話しています。

【お知らせ】
日本経済新聞社は4月16日(火)に「eスポーツ新潮流~2020年に向けた課題」と題したビジネスセミナーを開きます。
・企業参入が相次いている背景には何があるのか
・日本でeスポーツ産業がさらなる成長を遂げるために何が必要か
・地方創生や少子高齢化といった日本社会の課題にどう貢献するのか
本セミナーで日本のeスポーツ市場の現状理解を深め、ビジネスの可能性を多角的な視点から探っていきます。





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