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仲良くなれる魔法のパンティー

銭湯が好きで、よく行く。
お気に入りの場所を探しに、銭湯開拓をするのが趣味だ。

これは先日行った銭湯での、パンティーにまつわる話。

いつものように銭湯に行き、いい湯を堪能して脱衣所に出た。
持参していた替えの下着を着けていたら、近くのロッカーを使っていたおばあちゃんが大声で話しかけてきた。

「あンらぁ!いいパンティー!!!」

その日持ってきていた下着は、真っ赤なレースの下着。
パンティーはTバックで、腰回りは布がなく、代わりにリボンを結ぶタイプ(私はこのパンティーを「はっぱ隊」と呼んでいる)(『笑う犬の冒険』を覚えている同年代が周りに居ないので悲しい)。

特に勝負下着という訳でもなく、日常的に使っているので何の躊躇もなくその日も履いていた。まさかそんな大声で叫ばれるとは。

叫び声を聞いて、通りすがりの別のおばあちゃんもこちらを見て叫ぶ。

「あらほんと、ハイカラなパンティー!」

どんどんおばあちゃん達が集まってくる。おばあちゃん同士も知り合いではない模様。 

「素敵ね。可愛いわぁ。」

「私が若い頃にもこんなパンティーがあれば良かったのに。羨ましいわ。」

「決めた!私もこういうパンティー買う!」 

「あんたはやめときな、、」
 

いつの間にか、脱衣所は私のパンティーの話でもちきりになっていた。
図らずも、パンティーのおかげでおばあちゃん達との楽しいコミュニケーションが生まれた。
ありがとうパンティー。

そしていつまで経っても"可愛いものが好き"の気持ちを持ち合わせているおばあちゃん達は、とても可愛いかった。
やはりいくつになっても、女の子の心を忘れずにいたいですね。


女性陣も男性陣も、銭湯に行く際はちょっとだけ目立つ下着を持って行ってみてはいかがでしょうか。
もしかしたら、下着をきっかけに何か楽しい事が起こるかもしれません。


〜追記〜
別日に違う銭湯に例のパンティーを持っていったら、またしてもおばあちゃん達に囲まれました。

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