スキーヤー向けフィジカルサポートnote⛷大野高峰⛷

アスリートやスキーヤー、そのご家族やコーチに向けて《スキーや痛みの改善に必要なトレーニ…

スキーヤー向けフィジカルサポートnote⛷大野高峰⛷

アスリートやスキーヤー、そのご家族やコーチに向けて《スキーや痛みの改善に必要なトレーニング》について解説していきます✍🏻 [サポート先]東京都スキー連盟・立教大学体育会スキー部フィジカルコーチ/その他パーソナル指導 https://lit.link/takanemann

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最近の記事

トレーニングシューズの選び方

運転中の方などにおすすめです。音声でも聞ける様にしました↓↓ 4月になりオフトレを始めるという方は多いのではないでしょうか? トレーニング時にどの様な靴を履いていますか? ランニングは接地の際、ウェイトトレーニングでは重量を扱うため、どちらも足や膝、腰など身体には大きな負荷が加わります。 適切な靴選びをしないとケガをする危険性があります!! 安全に、楽しく、気持よくトレーニングをするには、靴選びが大切。 一方で、「あの有名選手が履いているから」「かっこいいから」

    • 【自宅スキーTr11】外脚荷重/高低差に向けたトレーニング

      今回は、外脚荷重/高低差という技術的課題に対して、その技術を体現するために必要な身体的要素について記事にします。 内倒と言われる(谷脚へ体重が乗らない) 身体が回る(ローテーション) 深いターンが出来ない といったお悩みの方にお勧めです。 骨盤の高低差(傾き)と外傾の関係スキー滑走中は内脚と外脚の長さが絶えず入れ替わります。 この骨盤の高低差(傾き)が非常に大切です。 外傾姿勢に必要な身体的要素外傾姿勢に必要な身体的要素とは何でしょうか? 3つのコンディショニ

      • 【自宅スキーTr10】前傾姿勢(ポジション)維持に向けたトレーニング

        前回の記事で、オフトレ(陸トレ)のコンセプトについてお伝えしました。 今回は、前傾姿勢(ポジション)維持という技術的課題と身体的要素についてです。 姿勢が高い(上体が低くならない) 角付けが浅い 股関節が曲がらない といったお悩みをよく現場でも耳にします。 そんな方にオススメの記事です。 股関節屈曲角度と角付けの関係股関節の回旋(内旋・外旋)を直立姿勢と中腰(前傾)姿勢で比較します。 両者を比べると、運動軸の方向の違いにより角付け角度が変わっていることが分かるかと

        • 【自宅スキーTr09】スキーヤー向け陸トレ(オフトレ)のコンセプト

          スキーの為にはどんなオフトレ(陸トレ)をしたら良いのか? 技術的課題に対して、その技術を体現するために必要な身体的要素は? と考えると自然に必要なトレーニングが見えてきます。 どうしても、技術的課題を無視して身体面(筋力や柔軟性など)の強化から考えてしまうと、イメージも高まらず何のための陸トレだったのか・・・ となりがちです。 身体的要素身体的要素を3つに分類します。 1つ目は、正確性やバランス、リズム、タイミング、連動性、反応性などの運動制御系。より技術的課題に近い

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        • オフトレの手引き
          13本
        • スキーパフォーマンスの手引き
          2本

        記事

          【自宅スキーTr】08 滑走ポジションに関わる3つの姿勢戦略

          普段の日常生活では地面が固定されています。 しかし、スキー滑走中は板(足元)が滑ります。 日常生活とスキーの大きく異なる点です。 滑るスキー板(足元)にどうやって姿勢を調整していくかが、前後ポジションの良し悪しに繋がります。 姿勢を調整するためには、足裏、視覚、三半規管から得た情報をもとに、体幹や足の筋肉を使ってバランスをとります(重心位置の調整)。 3つの姿勢戦略私たちが立っている時、姿勢を保持するために3つの姿勢戦略があります。外からの力に対してもそうです(例えば押

          【自宅スキーTr】08 滑走ポジションに関わる3つの姿勢戦略

          【自宅スキーTr】07 滑走前のウォーミングアップ(社会人向け)

          ウォーミングアップを10分で済ませたい、朝移動が多い社会人スキーヤーの方向けの内容です。 1、ウォーミングアップの目的ウォーミングアップの目的は多岐にわたりますが、 メインは①怪我の予防、②筋温の上昇、③感覚の入力です。 ①怪我の予防 不適切な姿勢、動作を改善する。 固まって動かしづらい関節を動かしやすくし、スキーに必要な筋肉に対して刺激を与えます。それと同時に筋温/体温が上昇すれば良いです。 ②筋温/体温の上昇 冷え切って動かしづらい身体を温めて動かしやすくします。

          【自宅スキーTr】07 滑走前のウォーミングアップ(社会人向け)

          【自宅スキーTr】06 片側性トレーニングがスキーパフォーマンスを高める

          スキーヤーの方へのトレーニングサポート時に、私が気をつけていることについて紹介します。ぜひ皆様のトレーニング効果が向上できたらと思います。 1、両側性エクササイズと片側性エクササイズを組み合わせる下半身のトレーニングプログラムをデザインする時に大切にしていることです。 簡易的なトレーニングプログラムを作ってみました。 スクワットが両側性エクササイズ、 サイドプランクw/ヒップアブダクションとリバースランジが片側性エクササイズとなります。 この様に両側性と片側性を合わせて

          【自宅スキーTr】06 片側性トレーニングがスキーパフォーマンスを高める

          【自宅スキーTr】05 スキー上達に大切な身体能力「Dissociation」とは?

          「上体が回ってます」「外脚に乗れてないです」「腰が開いてます」そんなワードを一度は聞いたことがあるかと思います。 それは、Dissociation出来てない事が原因かもしれません。 Dissociationとは、身体をバラバラに動かす事が出来る能力です。分離能力です。 例えば、座っていて横の窓の風景を見るために首だけ左右に動かす。これもDissociationです。 日常生活で無意識に行なっています。 プロ級のスキーヤーは、スキーに必要なDissociationがスム

          【自宅スキーTr】05 スキー上達に大切な身体能力「Dissociation」とは?

          【自宅スキーTr】04 滑走姿勢を変えるエクササイズ 後傾姿勢編

          今回はセンターポジションに入りやすくする為の、後傾姿勢改善エクササイズです。 前回の記事「Sポスチャーの改善」と共通する文章や動画・写真もあります。 人の身体は皆、それぞれ違います。 全員が全員あてはまるエクササイズや練習などは無く、自分自身には何が有効かしっかりと身体の特徴を知ることが必要です。☜アセスメント ※自身の身体の特徴を知った上でエクササイズを実施しましょう。 ※痛みが伴ったり、効果が出なかったら違う方法を試みましょう。 ⒈自宅トレ・アセスメント編まずは3

          【自宅スキーTr】04 滑走姿勢を変えるエクササイズ 後傾姿勢編

          【自宅スキーTr】03 滑走姿勢を変えるエクササイズ Sポスチャー編

          今回はセンターポジションに入りやすくする為の、滑走姿勢改善エクササイズについてです。 人の身体は皆、それぞれ違います。 全員が全員あてはまるエクササイズや練習などは無く、自分自身には何が有効かしっかりと身体の特徴を知ることが必要です。☜アセスメント ※自身の身体の特徴を知った上でエクササイズを実施しましょう。 ※痛みが伴ったり、効果が出なかったら違う方法を試みましょう。 ⒈自宅トレ・アセスメント編まずは2つのアセスメント(客観的評価)で身体の状態を把握します。 <アセ

          【自宅スキーTr】03 滑走姿勢を変えるエクササイズ Sポスチャー編

          【自宅スキーTr】02 センターポジションを極める自宅トレ(踵落ちてますか?)

          今回はセンターポジションに入りやすくなる為の身体的準備についてです。 センターポジションの維持には、 滑走姿勢(アスレチックポジション) 荷重、エッジング動作 重心 の3つが関係してます。 滑走姿勢(アスレチックポジション)では、スキー板へのアクション(荷重やエッジング動作)はありませんので「静的」なものです。所謂、「立ち姿勢」。 「静」のポジショニングができると「動」のポジショニング(荷重・エッジング動作)へスムーズに移行できます。 先ずは、 滑走姿勢(アスレ

          【自宅スキーTr】02 センターポジションを極める自宅トレ(踵落ちてますか?)

          【自宅スキーTr】01 自宅でスキーが上手くなる為に

          2023/24シーズンに向け、スキーが上手くなる為の【自宅スキーTr】をシリーズにして紹介していきます。   このNoteでは、フィジカルトレーナー(身体の専門家)でありスキー大大愛好家の私が「身体機能」について掘り下げスキー上達のヒントを共有します。 “効果的に”、“安全に”、“確実に”スキーが上達する為には? 雪上での滑走練習は勿論大切ですが、“身体的準備”が整い、“イメージ”や“陸上での動き”の理解が理想と近いほど、スキーは上達しやすいと私は考えています。 身体的

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          スキーフィジカルWeb講習〜コンディショニング何をする?基礎編〜

          オンライン講習会のご案内です。 どなたでもご参加可能です ゴールはセルフケアができる様になる!!です 【こんな方にオススメ】 どこをストレッチすれば良いの? スキーをするとどこの筋肉が張りやすい? どこの関節が動きづらい? そんなお悩み解決への一助になれるかと思います。 当日はZOOMを使います。 当日参加できない方やZoomは使わない方も、後日録画(2週間)したものをご覧いただけます。 録画ご希望の方はZOOMアプリ不要です。Web上にて共有します。 こ

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          アルペンスキー選手の持久系トレーニングとGS / SLパフォーマンス

          アルペンスキー選手に持久系のトレーニングは必要なのか? 闇雲に走ったり、HIITをしたり、筋トレと有酸素系のトレーニングを混ぜたり、、、それって、、、本当にパフォーマンスが効率良く安全に高まっているのか? アルペンスキーにどの様なエネルギーシステムが関わっているのか2020年の研究を基に考えます。 先ずは、人が動くにはどの様なエネルギーが必要か整理したと思います。 1.筋肉を動かす3つのエネルギーシステム筋肉を動かす(運動する)為には、エネルギーが必要です。 エネルギーの

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          【スキーオフトレ】#04体幹機能を高める1st ステップ

          スキーヤーに必要な体幹機能(安定)を高める為には、横隔膜を始めとする体幹筋群の協調が重要です。 今回は腰痛予防や膝痛予防にも関係するスキーヤーにはとっても大切な体幹の安定性についての記事です。 ⒈安定性がない事のデミリット目的の動作(荷重動作やスクワットなど)に対して、「動き過ぎて欲しくない関節<安定>」が動き過ぎてしまうことで、 動作が非効率になる(力の伝達や受け取りにロスが生じる) 特定部位の偏りにより「痛み」が発生する というデメリットが生じます。 動作の非

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          【スキーオフトレ】#03フォームが変わる猫背改善メソッド

          スキーオフトレ・マガジン第3回目は姿勢改善の為の方法論です。 スマホやパソコンなどの作業により背中が丸まり、気づかないうちに猫背に。姿勢を良くする為に意識しても直ぐ戻ってしまう。それは長い間かけて猫背姿勢が強化されてしまった結果です。この機会に理想的な姿勢を獲得する糸口を見つけてましょう! 改善方法では6つのエクササイズ動画を紹介します。 動作中の姿勢(フォーム)は特に大切です。スキーパフォーマンスとの関係性は前回の記事で紹介しました。 もちろん、姿勢の歪みや動作の癖に

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