2019.3.14.Yellow Magic Childrenコンサート 演奏曲解説

ライブの演奏曲と、アレンジのツボをまとめてみました。ヘッドアレンジでメンバーが思いついたアイデアも多く反映されて、重層的なサウンドになったと思います。(バンドマスター・高野寛) 

ちなみにセッションの選曲はゲストと相談しながら、それぞれの背景や声に合ったものをお願いしました。バンド単体の選曲はYMOお三方の作品ができるだけ同じ配分になるように心がけたつもりでしたが、ちょっと幸宏さんの成分が少なめなのが心残りです(笑)本編最初と最後に幸宏さんの重要な曲を持ってきたので勘弁してください。もしYMCコンサートの再演が叶うなら、その時はもっと増やしたいと切望します。
曲順はほぼ、僕が考えました。

*文中敬称略。noteの仕様で、apple musicのリンク先がアルバム単位になっています。

(Pic via マスヤマさん)

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*ダイジェスト動画、音は出し惜しみで。

1. instrumental #1 : 1981年のYMO Winter liveの際「CUE」の前に演奏されたインスト曲をベースに網守将平が編曲担当。バンド登場時のBGM。

2. CUE (HANA + 高野寛) : YMO「BGM」(1981) 収録曲 (訳詞:ピーター・バラカン / 作詞・作曲:高橋幸宏・細野晴臣)。13歳のシンガー、HANAが前半を歌い、後半は高野寛の歌にHANAがコーラスで参加。高野のパートのアレンジは2004年のコンピ「TRIBUTE TO YMO」参加バージョンを元に。


3. 夢の中で会えるでしょう (高野寛) : 1994年に坂本龍一プロデュースで発表されたシングルより(作詞・作曲:高野寛)。原曲に忠実なアレンジ。

4. The Other Side of Love (坂本美雨) : 1997年に「坂本龍一 featuring Sister M」名義で発表されたシングルより(作詞・作曲:坂本龍一)。原曲に忠実なアレンジ。


5. ONGAKU (坂本美雨) : YMO「浮気な僕ら」(1983) 収録曲。作詞・作曲は坂本龍一。アレンジは2012年に坂本龍一生誕60年を祝って有志により制作された「FESTINA LENTE」(非売品)収録のバージョンを元にしたアレンジに、21世紀のYMOでもおなじみのゴンドウトモヒコのフリューゲルホルンのメロディをフィーチャー。2013年発売の高野寛「TOKIO COVERS」にも収録。


6. Tighten Up(YUTA) : 1980年のYMO「増殖 - X∞Multiplies」に収録、シングルカットもされたカヴァー曲。原曲は1968年にArchie Bell & the Drellsがアメリカでヒットさせた曲。ベースでシークレットゲスト「Brother Y」ことYUTAをフィーチャー。原曲に忠実なアレンジ。っていうか、YMOも原曲に忠実(笑)、でもリズムがグルーヴィーでタイト。


7. THE MAD MEN(高田漣 + YUTA + 坂本美雨) : YMO「サーヴィス」(1983) 収録曲。作詞:細野晴臣、ピーター・バラカン 作曲:細野晴臣。リード・ヴォーカルはYMCバンドから高田漣、ベースにYUTA、コーラスに坂本美雨をフィーチャー。


8. GAMES (高田漣) : 高田漣「FRESH」(2019)収録曲。作詞・作曲:高田漣。砂原良徳サウンドプロダクションによる原曲に忠実にアレンジ。


9. 東京は夜の7時(野宮真貴 + カジヒデキ): ピチカートファイヴ5枚目のシングル曲 (1993)。作詞・作曲は小西康陽。導入部に矢野顕子の「東京は夜の7時」(1979) を引用、対旋律にはYMO「テクノポリス」(1979) のイントロやサビのフレーズ、「TOKIO」のヴォコーダー・ヴォイスを引用したマッシュアップ。(音源は配信サイトには発見できず)

10. 君に、胸キュン。(カジヒデキ + 野宮真貴) : YMO「浮気な僕ら」から先行シングルカットされた曲(1983)。作詞:松本隆 作曲:細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏。高野寛のアルバム「Kameleon Pop」(2011)のバージョンを元に。

11. MAD PIERROT(YMC BAND) : コンサートの開催前にファンから募ったリクエストで1位だった曲を、予告していた通りにセットリストに追加。YMOの1stアルバム「Yellow Magic Orchestra」(1978) 収録曲。作曲は細野晴臣、作詞クレジットはなし。網守将平によるアレンジとYMOも使っていたシンセ、アープ・オデッセイのプレイをフィーチャー。ヴォコーダーは高野寛が担当。


12. 高い壁には幾千のドア (DAOKO + 片寄明人):DAOKOのメジャー第一弾アルバム「DAOKO」収録曲 (2015)。作詞はDAOKO、作曲はAkito Bros.(Akito Katayose & 5ive from cos/mes)。原曲をリミックスする感覚。網守のアイデアでピアノのリフレインはYMOの「体操」のリフを引用。YMO「NICE AGE」(「増殖 - X∞Multiplies」収録曲) の冒頭のスクラッチ音?をサンプリングしつつ、終盤にはメロディもマッシュアップ、片寄と高野が歌った。


13. 在広東少年 (DAOKO + 片寄明人):矢野顕子のカヴァー(作詞・作曲:矢野顕子)。正式な録音にも渡辺香津美「KYLYN LIVE」(1979) 収録バージョン、シングル「春咲小紅」(1981) のB面などのバージョンが存在するが、今回はアルバム「ごはんができたよ」(1980) 収録バージョンを参考に。白根賢一のドラムとシンセドラムのフィルインが炸裂。


14. LOTUS LOVE (宮沢和史 + 高野寛) : YMO「浮気な僕ら」(1983) 収録曲。作詞・作曲:細野晴臣。原曲に忠実に。1992年に宮沢+高野でアコースティックギター弾き語りでカヴァーした時のイメージを元に。


15. 島唄 (宮沢和史) : 1993年にリリースされたTHE BOOM「島唄」の間奏部分にYMO「Absolute Ego Dance」のメロディと指笛をマッシュアップ。

16. 中国女(YMC BAND) : YMOの1stアルバム「Yellow Magic Orchestra」(1978) 収録曲。作曲は高橋幸宏。原曲を踏まえながら、21世紀のYMOのアレンジも盛り込んで。終盤、沖山優司のシンセベースはクラフトワークの「MODEL」のフレーズを織り交ぜて。

17. Fire Cracker (YMC BAND) : YMOの1stアルバム「Yellow Magic Orchestra」(1978) 収録曲。マーティン・デニーのカヴァー曲。原曲を踏まえながら、シーケンスなどに21世紀のYMOのアレンジも盛り込んで。


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